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「Catch up UEFA Champions League」~2024.10.2 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第2節 シャフタール×アタランタ ハイライトレビュー~

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一方的なタコ殴りでアタランタが初勝利を飾る

 前節はボローニャとスコアレスドローだったシャフタール。今節は同じくイタリア勢でさらにアグレッシブなアタランタとの一戦である。

 シャフタールは高い位置からプレスに行く積極策。ハイプレスには出て行くが、枚数を合わせることはなく6枚を変形させながらプレスをかける位置を局在化していく。

アタランタはそのシャフタールの裏をかくようにボールを左右に動かしながら前進。シャフタールのマークが浮くところから前に進んでいく。

 シャフタールの保持の際にはアタランタもマンツーベースのいつもスタイルを披露。シャフタールはロングキックとサリーするCHからズレを作ってのショートパスの構築を組み合わせながらボールを動かしていく。

 時間の経過と共に保持で相手のプレスを退けていったのはアタランタ。序盤以降はこの試合は明らかにアタランタ一色の試合であった。前6枚のプレスに穴を空けることに成功し続けていたアタランタは押しこむフェーズからセットプレーで先制点をゲット。ニアのフリックにジムシティが合わせてスコアを動かす。

 先制点を奪ってもアタランタはプレスを緩めずに敵陣からチェイシング。シャフタールは押しこまれるフェーズから全く脱出することが出来なくなってしまう。

こうなると完全にアタランタの得意パターンに突入。後方からのパス&ゴーを軸にガンガンシャフタールの守備ブロックの切れ目に侵入する。サイドに振って広いスペースを確保することも割れずに行っているため、シャフタールは常に背走させながらの対応となる。44分のルックマンのゴールが「ようやくか」と思えるほど、アタランタは前半にチャンスを量産し続けた。

 後半、シャフタールは中央のコンビネーションから逆サイドへのスウィングで交代で入ったコノプリャーが豪快なシュートを披露。いきなり交代選手が存在感を発揮する。

 しかしながら、すぐに追い上げムードはアタランタによって鎮火されることに。中盤で自由になったサルマジッチからザッパコスタのオーバーラップでシャフタールを押し下げると、デ・ケテラエルの背後に忍び込んだベッラノーヴァが追加点。WB→WBの攻撃を成立させたゴールでシャフタールの心を折りに行く。

 以降もハイプレスの圧を弱めないアタランタ。3点目を奪ったザッパコスタのオーバーラップをまだまだ活用しながら、さらに追加点を狙っていく。

 シャフタールはスダコフが根性を見せたり、左サイドからはわずかにひっくり返せたりなどチャンスを作ることはできているが、アタランタのハイプレスとカウンターのコンボに比べれば効果は限定的なものであった。

 結局、最後までアタランタが一方的に攻め続けるワンサイドゲームで試合は終了。先制点以降、シャフタールは全くいいところがなかった。

ひとこと

 チームとして対応可能な強度のレベルが少し違ったように思えた。

試合結果

2024.10.2
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第2節
シャフタール 0-3 アタランタ
フェルティンス・アレナ
【得点者】
ATA:21’ ジムシティ, 44‘ ルックマン, 48’ ベッラノーヴァ
主審:ジョアン・ピニェイロ

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