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「Catch up UEFA Champions League」~2024.11.5 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第4節 スポルティング×マンチェスター・シティ ハイライトレビュー~

目次

手ごたえのあるカウンターからの猛ラッシュでシティを完全粉砕

 ボールを持つのはアウェイのシティ。中盤をきっちりケアする方向性のスポルティングに対して、3-1-6ベースで陣形を組む。時折コバチッチの脇にルイスが降りるなどはしていたが、基本的に低い位置でのサポートは薄めなスタートだった。

 スポルティングの守備はシャドーとCHのスライドが基本線。5バックはあまり動かされることを好まずどっしりと構えて、後方で枚数を増した形で受けることを意識するスタートだった。

 押し込むことに成功したシティはハイプレスから先制点をゲット。守田の背後から忍び寄ったフォーデンのプレスによってショートカウンターが発動。あっという間に先制点を奪い取る。

 シティは以降も保持ベースで対抗。コバチッチを軸とした配球からスポルティングを押し下げていく。

 だが、スポルティングも時間経過と共に保持の時間を作ることが出来るように。まずはWBからシャドーの背後への動き出しを活かす形でチャンスを作っていく。サイドにはギェケレシュも流れて起点になるアクションを増やす。

 コンパクトな守備ブロックを敷いていたシティだが、押し下げる背後へのランがそこそこ効いていたため、ハイプレスで主導権を取り返しに行く。ボールを奪ったらサイドから抉る、降りるフォーデンが裏へのパスを送る、もしくはセットプレーからのチャンスで追加点を狙う。

 一進一退の攻防となる中でスコアを動かしたのはスポルティング。クエンダ→ギェケレシュのカウンターで同点に追いつくことに成功。クリーンな抜け出しから試合を振り出しに戻す。

 このゴールに象徴されるようにシティが前がかりになった時のカウンターに関してかなりスポルティングは手ごたえを感じていた様子。SBが攻めあがったタイミングをひっくり返すカウンターを効果的に使っていく。

 後半はまさにスポルティングが圧倒する流れに。サヴィーニョの背後に進撃したスポルティングはルイスとコバチッチの周辺のスペースを蹂躙。最後は縦に抜けてアカンジと入れ替わったアラウホが勝ち越しゴールを決める。

 シティは悪い流れを止めることが出来ず。グヴァルディオルの自陣でのパスミスからカウンターを食らい、トリンコンを倒してPKを献上。これをギェケレシュが決めてさらにリードを広げる。

 シティも右サイドからの押し込みからカバーリングに奮闘していたディオマンデのハンドを誘発するが、ハーランドが珍しくPKをミス。反撃の大チャンスを逃してしまう。

 すると、今度は逆にヌネスの軽率なファウルからシティがこの日2回目のPKを献上。ギェケレシュは注文通りの一撃でハットトリックを達成する。

 速い展開における後半において両チームに差がついた一戦。スポルティングがシティを下し、無敗のキープに成功した。

ひとこと

 当時はスコアだけ見て衝撃だったけど、内容的には今勝てていない納得感がすごくある内容だなと感じた。

試合結果

2024.11.5
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第4節
スポルティング 4-1 マンチェスター・シティ
エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ
【得点者】
SPO:38’ 49’(PK) 81‘(PK) ギェケレシュ, 46‘ アラウホ
Man City:4‘ フォーデン
主審:ダニエル・シーベルト

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