保持を主導権に結びつけたモナコがCLに弾み
週末にロンドン遠征を控えるモナコ。今週はホームにトゥールーズを迎えての一戦だ。
トゥールーズは3-4-2-1という噛み合わないフォーメーションにも関わらず、高い位置からのプレスでモナコにプレッシャーをかけていく。対するモナコも高い位置からチェイシングしており、一歩も引かない構えだ。
非保持での主導権のにぎり合いはモナコに軍配。プレスラインが徐々に下がっていくトゥールーズに対して、モナコが押し込む流れを作っていく。中央でのワンタッチから裏をとってゴールに向かうことでトゥールーズを追い込んでいく。
しかしながら、わずかにタッチがずれてしまいモナコは仕上げをかけることができず。保持での支配力をキープこそしていたが、徐々にSHを高い位置で捕まえることでトゥールーズは高い位置に出ていくように。
だが、その効力も限定的。30分が過ぎると再びモナコが押し込む形を作っていく。だが、9番に抜擢されたイレニヘナは決定力がいまいち。攻撃を仕上げることができないままハーフタイムを迎えることとなった。
後半頭も引き続き押し込んでいくスタート。モナコが保持から主導権を握っていく中で、セットプレーからついに先制点をゲット。FKからファーに構えるシンゴがフリーになっており、ゴールを決めてみせた。
攻撃の勢いをつけていきたいモナコはベン・セギルとエンボロという主力組を投入。さらに攻撃力を生かして圧力を高めていく。
一方のトゥールーズはなかなか反撃のきっかけを見つけることができないまま苦戦。モナコが主導権を強める形で押し込みを強化していく。
それでも76分にSBの背後からラインブレイクが成功するなど一矢報いそうな空気を見せたトゥールーズ。このまま同点にしたいところであったが、なかなか押し返せずにいると、モナコが仕上げの一撃をお見舞い。アクリウシュの追加点で試合を完全に決める。
終始試合を支配していたモナコが結果的には完勝。ミッドウィークのアーセナル戦に弾みをつける勝利を手にした。
ひとこと
ボール保持がきっちりと主導権に直結していた試合だった。
試合結果
2024.12.7
リーグアン
第14節
モナコ 2-0 トゥールーズ
スタッド・ルイドゥ
【得点者】
ASM:50‘ シンゴ, 82‘ アクリウシェ
主審:ステファニー・フラッパート