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「Catch up UEFA Champions League」~2024.9.17 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第1節 ミラン×リバプール ハイライトレビュー~

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要所を抑えたリバプールが逆転で白星スタート

 試合はリバプールのボール保持、ミランのカウンターという構図でスタート。先に結果を出したのはホームのミラン。左右のサイドからの裏抜けから反撃を狙う展開になったが、角度のあるところからのプリシッチのゴールで3分に試合を動かす。

 先制しても展開は変わらず。3-2-5という陣形をベースとするリバプール。陣形を維持しながら位置を入れ替えつつ、ミランの守備ブロックにギャップを作っていく。例えば、アレクサンダー=アーノルドが内に入るか、大外に開くかなどでミランの4-4-2ブロックに判断を迫っていく。

 外に気を取られてインサイドにギャップができると中央を割るパスも通るように。グラフェンベルフはこういうパスを通せるあたり、やはり好調なのだろう。リバプールは23分にセットプレーからコナテがゴール決めて追いつく。

 押し込む機会を作るリバプールとは対照的にミランは押し返すポイントを作れず。同点以降はリバプールのハイプレスは弱まり、ショートパスをベースとするミランの保持の時間も作れるようになったが、降りるアクションからの先の画が少し見えにくい展開だった。

 カウンターをベースに反撃し、メニャンを苦しめる展開は続いていたリバプール。またしてもセットプレーから追加点。メニャンの周辺をウロウロするファン・ダイクを捕まえることができなかったミラン。リバプールは前半のうちにリードを奪い返し、ハーフタイムを迎えることとなった。

 リードを奪ったリバプール。保持からの即時奪回で押し込む後半の立ち上がり。左から仕掛けるガクポのアクションが印象的だった。

 ミランは前線の上下動に合わせて裏にパスを出すことで相手のバックスを揺さぶりにいくが、コナテとファン・ダイクは非常に冷静にこの動きに対応。ミランは相手の陣内で波風を立てることができない。

 トランジッションの成分が増える展開で決定的なミスをしてしまったのはパヴロヴィッチ。縦パスのミスからリバプールのカウンターを誘発。ガクポ→ショボスライのラインが開通し、決定的な3点目を仕留める。

 ハイプレスから一矢報いたいミラン。アリソンに処理ミスで冷や汗をかかせることはできたが、反撃の狼煙となる追加点を掴むことはできず。敵地で逆転勝利を飾り、素晴らしい船出を見せたスロットのリバプールであった。

ひとこと

 シンプルに要所を押さえてスコアを重ねたいい試合だった。内容面でも多くのチャンスを作っていたし、押し込むフェーズで手詰まりにならない感じも好印象だ。

試合結果

2024.9.17
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
ミラン 1-3 リバプール
サン・シーロ
【得点者】
MIL:3‘ プリシッチ
LIV:23’ コナテ, 41‘ ファン・ダイク, 67’ ショボスライ
主審:エスペン・エスコース

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