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「Catch up UEFA Champions League」~2024.10.2 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第2節 アストンビラ×バイエルン ハイライトレビュー~

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大仕事を果たしたデュラン

 今季CLに参戦したエメリのビラにとってはいきなり大きな山に立ち向かうことに。ドイツの盟主と言っていいだろうバイエルンがビラ・パークに見参だ。

 普段はボールを持つところから試合を組み立てるアストンビラだが、この試合においては5-3-2でのリトリートで自陣を守るスタート。ボールを持つことを許されたバイエルンはキミッヒの右サイドの列落ちからライマーを押し上げるなど、右サイドのコンビネーションから相手の選手を釣りにかかる。

 逆に左サイドはオーソドックス。デイビスとコマンのこの能力を活かすところから突破を図る。左右ともに攻め筋はあり、ゆったりとしたポゼッションから解決策を探るといういかにもバイエルンらしい入りとなった。

 アストンビラは少しずつ列を上げていくプレスに変更し、ボールを奪いにいく。ボールを奪ったら左サイドを主体とする前進に移行。ティーレマンスからワトキンスへの縦パスから一気にスイッチを入れる。このワトキンスへの対応が難しいところ。基本的にはマンツーで受けるのだけども、ワトキンスをマークするウパメカノはかなり危ういところがあった。

 徐々にビラはGKを絡めたポゼッションでバイエルンのプレスをいなしてリズムを作るように。バイエルンも押し込む時はポケットをとったり、ファストブレイクにおいてはサイドを抜けたりなど攻撃の手段はあったが、序盤よりは展開はフラットになっていった。

 後半、どちらのサイドも左から壊しにいく。ハイプレスに出ていったバイエルンと、後方の5枚のブロックを活かしてきっちり封鎖したアストンビラはそれぞれのスタンスで相手の攻撃を受け止める。

 優勢なのは押し込むバイエルン。狭いスペースをモノともしないケインとムシアラのコンビネーションから一気に打開にかかる。だが、先制点はアストンビラ。ロングボールから一発で抜け出したデュランが殊勲の先制ゴールを決める。

 以降はバイエルンが一方的にアストンビラを押し込む展開。6バック気味で受けるビラはマルティネスのファインセーブも借りながらバイエルンの猛攻を凌ぐ。

 結局アストンビラは虎の子の一点を守り切って逃げ切りに成功。ビラ・パークでのバイエルン撃破という大きな勲章を手にすることとなった。

ひとこと

 デュラン、渾身の一撃。まさしく序盤戦のアストンビラのラッキーボーイだ。

試合結果

2024.10.2
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第2節
アストンビラ 1-0 バイエルン
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:79‘ デュラン
主審:ラドゥ・ペトレスク

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