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「Catch up Premier League」~2024.12.1 プレミアリーグ 第13節 チェルシー×アストンビラ ハイライト

上位争いに本格参戦を予感させる勝利

 上位勢にピッタリとついて好調が続くチェルシー。今節はホームに絶不調のアストンビラを迎えての一戦だ。

 序盤から支配的な振る舞いが目立ったのはチェルシー。非保持では高い位置からボールを奪いにいく形でプレスをかけていく。

 保持においてはいつもの3-2-5。右のSBに入ったカイセドが絞ってラヴィアの隣に入り、エンソを一つ前に上げる格好となった。アストンビラは縦にコンパクトな4-4-2で迎撃。バックスには無理にプレッシャーをかけなかった。

 保持で4-4-2相手にズレを作り、3-2-5から押し込んでいくチェルシーは早々に先制点をゲット。押し込んだところからのトランジッションから先制。ラヴィア、ククレジャの粘りから最後はジャクソン。アストンビラは3つくらい連続で前に入られるシーンとなってしまった。

 ビラはチェルシーのハイプレスに対して睨み合う展開。捕まりながらも縦パスを強引に収められるところを探している感があった。右のフィロジーンは少しきつそう。2列目の中では一番可能性を感じるロジャーズはコルウィルという対面がきつそうだった。ラヴィアと位置を変えたのはそのせいかもしれない。

 失点後はプレスへの意欲を高めるビラ。チェルシーはやや強引な縦パスが咎められる展開に。非保持でリズムに乗ったビラは保持からもテンポを掴みたいところ。だが、この日はマルティネスが不安定。バックパスをキャッチしてしまったり、ジャクソンにあわやというプレゼントパスをしてしまったりなど、肝の据わった判断が裏目に出ることが多かった。

 そんなビラをよそにチェルシーは追加点。縦パスの出し入れから最後はエンソが仕留めてリードをさらに広げる。

 後半も完全にテンポはチェルシー。ボール保持をベースに試合を握る。交代で入った選手も躍動したのは好印象。フェリックス、エンクンクは中央のレシーバーとして機能したことで攻撃を加速させていたし、マドゥエケはきっちりと自陣に戻って守備に汗をかいていた。あとから出てきたアタッカーが守備で頑張れるチームは雰囲気がいいイメージがある。

 逆に最後までプレスの方向性が見えなかったアストンビラは交代選手でも流れを変えることができず。最後はパーマーにスペシャルな一撃を食らい3失点での大敗となった。

ひとこと

 チェルシー、控えが堅実にパフォーマンスできるようになってくるといよいよ上位争いに本格参戦感がある。

試合結果

2024.12.1
プレミアリーグ 第13節
チェルシー 3-0 アストンビラ
スタンフォード・ブリッジ
【得点者】
CHE:7′ ジャクソン, 36′ エンソ, 83′ パーマー
主審:スチュアート・アットウェル

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