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「Catch up Premier League」~2024.12.5 プレミアリーグ 第14節 ボーンマス×トッテナム ハイライト

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中盤で落ち着きどころが見えてこないトッテナム

 縦に鋭い攻撃を繰り出させたらどんな相手に対しても食らいついていくことができる破壊力を持っているボーンマス。こちらも高速でサイクルを回すこと一本槍で勝負するトッテナムとの一戦は想像通り縦に速い展開の応酬からスタートすることに。

 試合は全く落ち着くことはなく、ドリブルやロングボールなどのつっかけ合い。クライファートのスピードで勢いを出すボーンマスに対して、早々にデイビスがカードが受けるなどトッテナムはやや受けに回った際に旗色が悪かった。古巣対決となるソランケが強さを見せることで根性で前進をする。

 拮抗する一戦の中でセットプレーで先制ゴールを決めたのはハイセン。CKでファーに回り込んでフリーになるとあっさりとゴールを決めて見せた。

 追いかけたいトッテナム。だが、押し込み切ってしまうとU字ポゼッションになり壊しどころがない。またボールの落ち着かせどころがなく、保持で全くテンポを作ることができない。中盤がなかなか動き直しをすることができず、縦のパスコースの予測が見えた状態でパスを出すので、簡単にボーンマスに捕まってしまう形になった。

 ということでむしろ攻撃に打って出ることができていたのはボーンマス。カウンターからチャンスを継続的に作ることができており、追加点に近い状況に立っていた。

 後半はややプレッシングがマイルドになったボーンマスだったが、手を緩めたわけではなくむしろトッテナムにアジャストした狙いの絞り方で受け手に強くプレッシャーをかけていく。トッテナムは中盤の司令塔不在が後半も響いてバタバタ。ボールの落ち着かせどころとして機能しそうなマディソンやクルゼフスキもなかなか有効活用できず。CKやペナ角からのクロスなど、瞬間的なキックスキルを活かすところからこじ開けにいく。

 選手交代からリズムを変えたいトッテナム。途中から入ったソンは早々にゴールを決めるが、これはオフサイドで認められず。

 押し込まれつつあったボーンマスは70分くらいから反撃。攻め上がりをきっかけにハイプレスに打って出ると、アダムスがボールを引っ掛けてエヴァニウソンがネットを揺らす。惜しくもオフサイドになったが、このシーンから再び攻めに打って出る。

 終盤はむしろ追いかけるトッテナムよりリードするボーンマスの方が優勢。ソンのオフサイド以降、交代選手も含めて流れを作れなかったトッテナム。敵地で苦しい連敗となった。

ひとこと

 人はそこそこ戻ってきていると思うトッテナムだけども、勝ち負け以前にらしいプレイができなかったのが気になるところ。

試合結果

2024.12.5
プレミアリーグ 第14節
ボーンマス 1-0 トッテナム
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:17′ ハイセン
主審:サイモン・フーパー

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