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「Catch up Premier League」~2024.12.8 プレミアリーグ 第15節 レスター×ブライトン ハイライト

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提示したクローズ策が裏目に

 就任初戦でウェストハムに勝利を果たしたファン・ニステルローイのレスター。今節もブライトン相手にポゼッションで真正面から組み合うスタートに。

 基本的なフォーメーションは3-2-5。ブライトンの4-4-2にズレを作りつつ、ライン間の2列目の選手に届けることを狙う。ブライトンは4-4-2の陣形を大きくと崩さずにジリジリとプレスを行う。

 今季は試験色も強かったブライトンの保持だったが、今節も仕組みは面白かった。3バックへの変形は片側のSBを押し上げる形。序盤はエストゥピニャンが高い位置を取る役だったように見えたが、ランプティ―が押しあがるケースも見られた。

 駆け上がるSBを変えるのはなかなかない発想な気もするが、この2人のSBの特徴を生かすのであればそれが一番いい気もする。ボールサイドのSHは内側に絞ってIH化するなど、3-1-4-2のフォーメーションを左右でキャストを変えながらやって言った印象だ。

 ボールを持つ時間を徐々に長くしていくブライトン。保持で押し下げる動きとセットでハイプレスをしかけ、レスターの綱渡りのポゼッションを咎めていく。

 すると37分にランプティが先制ゴールをゲット。上下動を繰り返していたSBが均衡をこじ開けることに成功する。

 後半のレスターはもう1回保持ベースで展開を整えに行く。前半はハイプレスでの転覆を狙っていたブライトンだったが、後半は冷静に構えて受けることでカウンター主体のスタイルに切り替える。

 少し気になったのは動かすターンになると前半のようなオートマチックなボールの動かし方がブライトンの保持から消えてしまったこと。それでもレスターのハイプレスに捕まるわけではないし、カウンターでスピードをアップ出来れば特に問題はなかったようだが。

 そして、交代で入ったミンテがカウンターで追加点をゲット。切り返しを繰り返したところでのミドルでリードを広げる。以降もカウンターでミンテは決定機を迎えるなど、完全にペースはブライトン側にあった。

 だが、ボビー・リードのディフレクトをヴァーディが冷静に仕留めると空気は一変。ブライトンはイゴールを投入し、5バックに移行。守り切る意思をはっきりと提示する。

 しかしながら、このイゴールの不用意なキャリーが悲劇を招く。エラーをすかさず仕留めたボビー・リードにより、試合は同点に。下位相手との戦績に課題を残すブライトンはまたしても住んでのところで昇格組から勝ち点を取り逃してしまうこととなった。

ひとこと

 レスター、割と攻守に見ていられるチームになってきたようにみえるが。

試合結果

2024.12.8
プレミアリーグ 第15節
レスター 2-2 ブライトン
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:86′ ヴァーディ, 90+1′ リード
BHA:37‘ ランプティ, 79′ ミンテ
主審:スチュアート・アットウェル

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