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「Catch up Premier League」~2025.1.16 プレミアリーグ 第21節 マンチェスター・ユナイテッド×サウサンプトン ハイライト

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ディアロが文字通りチームを救う

 FA杯ではアーセナルにPK戦の末に勝利。カップ戦のタイトルを視野に入れつつ、リーグ戦では後手を踏み過ぎないようにしたいというのがアモリムの本音だろう。大目標に対してもう一刻の猶予も残されていないサウサンプトンはオールド・トラフォードだろうと勝ち点が欲しいところだ。

 序盤から積極的な動きを見せたのはサウサンプトン。フィールドプレイヤーに対してはほぼマンツーのようなつき方をして、前から捕まえに行く。ユナイテッドはオナナを使いながらプレス回避をしていくが、なかなか中盤を越えることが出来ず。

 時折、前からプレスに来るサウサンプトンをひっくり返すように、ライン間に入り込みCHの背後を狙う位置に入り込んだブルーノから前進を狙っていくユナイテッド。その一方で、基本的には主導権はサウサンプトン。ハイプレスに出て行くことで中盤からボールを奪い、ここからスピード感のあるカウンターに移っていく。

 保持をしていてもサウサンプトンのフィーリングは良好。幅を使うポゼッションでユナイテッドの前5枚に揺さぶりをかけつつ、陣形を動かしてライン間に縦パスを入れていく。

 時間経過でもサウサンプトンは優位に。ユナイテッドのパスワークを中盤より前で跳ね返しつつ、カウンターからチャンスを作りに行く。サイドからのスピード勝負ではユナイテッドは勝てそうではあるが、ワンツーで抜け出すタイミングは限定的。少ないチャンスはガルナチョが仕留めることが出来なかった。

 前半終了間際にはセットプレーからサウサンプトンが先制。優位をリードに見事に結びつけることに成功する。

 後半もサウサンプトンは優勢。左右に揺さぶりながらユナイテッドのプレスを外し前進。前さえ空いてしまえばきっちりと運ぶということを徹底することでユナイテッドを押し込んでいく。

 ユナイテッドは左サイドからの仕掛けで反撃。ガルナチョからのクロスは後半立ち上がりの唯一の攻略手段だった。ガルナチョから押し返していくユナイテッドは徐々に保持ベースでの戦い方を身に着けていく

 それでも粘るサウサンプトン。前からの守備でユナイテッドに各駅停車のポゼッションを強いる。ユナイテッドはザークツィーといった前線の体を張れるタイプへのダイレクトな展開の方が可能性がありそうであった。

 膠着した終盤でユナイテッドの救いになったのはディアロ。右サイドからのカットインからひっかけながらもゴールにねじ込む。リアクションの速さというディアロの良さが際立ったゴールだった。

 両軍ともにフォーメーションを変えたが、奏功したのはユナイテッド。交代で入ったエリクセンからの裏へのパスから再びディアロ。あっという間に逆転まで進む。

 同点、勝ち越しもディアロならダメ押しもディアロ。相手のポゼッションをかすめ取り、見事にハットトリックを決めた。

 終盤に帳尻を合わせる大量得点。ユナイテッドがディアロの活躍で勝ち点3を収めた。

ひとこと

 ディアロ、フィフティーへのボールに対するリアクションがいい。

試合結果

2024.1.15
プレミアリーグ 第21節
マンチェスター・ユナイテッド 3-1 サウサンプトン
オールド・トラフォード
【得点者】
Man Utd:82′ 90′ 90+4′ ディアロ
SOU:43′ ウガルテ
主審:ジョン・ブルックス

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