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「Catch up Premier League」~2025.1.19 プレミアリーグ 第22節 マンチェスター・ユナイテッド×ブライトン ハイライト

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シャープさで違いを見せてOT3連勝

 前節は共に昇格組に勝利を果たした両チーム。現状では中位争いという立ち位置ではあるが、一刻も早く欧州カップ戦争いに戻りたいはず。上に乗るためのサバイバル感のある一戦だ。

 試合はユナイテッドがゆったりとした保持からスタート。ブライトンはジリジリと狙いを定めてスイッチを入れて一気に刈りにいく。序盤からあわやというシーンを作ることができていたブライトンだった。

 そんなブライトンは一撃必殺のパターンから先制点をゲット。最終ラインに落ちたバレバの背後へのパスに抜け出した三笘。折り返しをミンテが仕留めて先行する。三笘の抜け出しの時点で勝負あり。確かにマグワイアがラインを揃えられなかったのはあるが、大外からの抜け出しであんなに一気に置き去りにされてはどうにもならない。大外からの抜け出しはどちらかといえばアタッカー側が駆け引きでは有利なのは当たり前なので、そこを突破されただけでもうなす術がないというのはちょっといくらなんでも感があった。

 保持では少し停滞気味だったユナイテッドだが、ザークツィーがサイドに流れるなど攻撃関与に多様さを見せることでブライトンの守備をゆさぶる。ブライトンはミンテを最終ラインまで下げる5-4-1のやり方で守備を組む。いつもより低い位置に入っていたミンテは汗をかいてはいたが、サイドの抜け出しは許してしまうこととなった。

 左右の押し下げからユナイテッドはミドルなどで攻勢に。少しずつ攻め筋を見つけるとブライトンのビルドアップを引っ掛けてPKを獲得。いくらなんでも!と言いたくなるバレバのファウルであっさりと追いつくことに成功する。

 三笘の裏抜け以外の必殺技がなかなか出ないブライトン。終盤にようやくミンテを使った右からの攻め手が出てくるが、アタッキングサードでの個人突破依存は深刻。相手の守備が整っていないトランジッション色の強いところでしかチャンスを作れていなかった。

 後半、互いに保持側がゆったりと入る展開。先に展開を動かしかけたのはブライトン。セットプレーからジョアン・ペドロがネットを揺らす。だが、これはその前のプレーでファウルがあったということで取り消し。リードを奪うチャンスをフイにする。

 だが、この直後にすぐにブライトンはリカバリー。右サイドのミンテの突破に合わせたのは三笘。アクロバティックな一撃でファーに詰めながら勝ち越しゴールを決める。

 アタッカーを増員したユナイテッドはサイドから押し込むことができてはいたが、もう一味が足りない展開。右サイドからの突破は可能性を感じさせる部分もあったが、決定機を作ることができず。

 すると、ユナイテッドは後方に痛恨のミス。オナナのファンブルからルターが決定的な3点目を決める。

 このゴールでユナイテッドの攻め手は緩む。終盤は沈黙したユナイテッドはこれでブライトン相手にホームで3連敗。上位進出に向けて勝ち点を積み上げたのはブライトンだった。

ひとこと

 前半は互いに低調だったが、後半はアタッキングサードでのシャープさで明暗が分かれた。

試合結果

2025.1.19
プレミアリーグ 第22節
マンチェスター・ユナイテッド 1-3 ブライトン
オールド・トラフォード
【得点者】
Man Utd:23′(PK) ブルーノ・フェルナンデス
BHA:5′ ミンテ, 60′ 三笘薫, 76′ ラター
主審:ピーター・バンクス

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