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「ようこそ、長谷部監督くん」〜川崎フロンターレ 個人レビュー2024-MF編

久しぶり!お待たせの第二弾!第一弾はこれだ!

目次

MF

6 ゼ・ヒカルド

前を向くための連携を構築できるか?

 ポジション的にはシミッチの後を継ぐアンカー役。FFSCで早々にデビューを飾るなど、Jリーグ初挑戦の助っ人外国籍選手としては悪くないスタートを見せた。

 ただ、フタを開けてみればなかなか難しいシーズンに。まず、試合ごとのムラが非常に大きかった。味方と細かいパス交換をしながら前を向くというよりはリスキーなターンで前を向いて中距離のパスから前にボールを進めていくタイプなので、相手を見切ること間合いを掴めた日には1枚剥がして一気に前に!というムーブまでもっていくことが出来た反面、あっさりと捕まってボールの刈りどころになる日もあった。

 機動力が極端に低いわけではなく、守備に関してもそこまで明確に悪い印象はない一方でG大阪戦のように自分でロストして招いたピンチに体を張らないなど、コミットメントの面での難があることは否めない。要は暴れずに不貞腐れるタイプのエドゥアルド・ネットという感じだろう。

 SNSでの投稿も含めて全体的に素行面での気になる部分がファンに可視化されていく中で出番はぱったりとなくなり、おそらくはACLでも登録外の憂き目に。来季はレンタルで湘南に旅立つことになった。

 選手としての課題はやはり味方と連携して前を向くスキルが構築できるかどうかになるだろう。そういう意味では湘南という移籍先は大きくスケールアップするためのチャンスともとれる。アンカーが前を向いてのゲームメイクをじっくり行う山口監督の元で来季は開花を狙うシーズンとなるはずだ。

8 橘田健人

情状酌量の余地と外的要因に左右されない力強さ

 優勝争いに絡めないシーズンの鬼木フロンターレの特徴としては柱を担ってほしい主力選手が思ったように結果を出せないというのがある。橘田も今季このスパイラルにハマってしまった感がある。

 もっともパフォーマンスの物足りなさを感じた局面は守備のところだろう。間に合うと思った間合いでプレスに行くことができず、出て行っては入れ替わられてしまい、ピンチを広げるシーンもしばしば。その結果、出て行くことにためらい永井にロングレンジのシュートを決められたりもした。

 橘田の奪いに行き方は「ここでボールを取り切る!」というシチュエーションになっていることが多く、ここを逃がしてしまうとDFラインが晒されてしまったり、あるいは逆サイドに逃がしてしまう場面だったりする。いわばミスをした時のダメージが大きいシチュエーションなのだ。

 保持においても前進への寄与という観点では後半戦の山本と比べると物足りなく、特に保持でラインを落としてボールを受けた時の効果が限定的。明確に悪い癖みたいなのは個人的に感じなかったが、その分効果的なプレーもあまり多くなかったように見受けられる。

 断っておきたいのは情状酌量の余地が大いにあることだろう。そもそも今年の川崎は通年でレギュラー格として稼働できた選手が極端に少ない。中盤でいえば瀬古、河原はハーフシーズンプレイヤーだし、山本も事実上レギュラー格の立ち位置をモノにできたのは終盤戦のみ。ボールを奪う上で大事な連携面での構築は難しいし、ビルドアップにおいてもそれは同様だ。

 また中盤戦で見られた大島システムは橘田の守備範囲の広さで大島のカバーをするという過負荷前提のシステム。仕組み上、橘田周辺でのエラーが発生しやすくなるという状況だったのも書き足しておきたい。

 ただ、個人的な感覚をいってしまうと橘田と脇坂には求める水準が他と一緒では困るなと思っているのでこういう外的要因は跳ね返してほしいなと思う部分も。SBに回されてしまうところも含めてチーム事情に左右されながらもプレータイムは落とさない地力の強さは感じるので、来季は突き抜けるところを求めたいところだ。

10 大島僚太

生きる道を示したシーズン

 リーグ戦でのプレータイムは昨季と同じであったが内容的には大きな進歩があったといっていい1年間だった。ここ数年の大島はピッチに立ったとしてもボールが足についておらず、キック力が不十分。ボールを持っている時のクオリティが明らかに足りないプレーを連発していた。

 もっとも大きかったのはその点で明確な改善が見られたこと。特に少ないモーションからのキックに威力が出たのは朗報。キック力のところが戻ってこなければ彼特有のパスのビジョンを具現化することはできないし、狭いスペースでも縦パスを通せるという特殊技能も台無しになる。

 仮に今後のキャリアでフルタイム、フルシーズンでの活躍が難しいとしても、ポイントを起用する際には彼の良さがきっちり出ることの裏付けがないと厳しい。そういう意味では2024年はその裏付けが取れたシーズンだといえるだろう。

 シーズン中盤には大島を軸としたシステムを採用する時期も。設計図の中心としてリズムを刻み、家長と共に相手を翻弄した試合もあった。

 しかしながら、この大島システムには守備での可動域の問題が付きまとう。逆サイドのCHである橘田が常に左サイドにスライドしていたように、大島の守備範囲は以前よりもさらに縮まっている感がある。狭いスペースであれば守備がうまいのがこれまでの大島であったが、今季に関してはそういうアスリート能力が問われない場面でも守備を効かせられる場面が少なかった。

 あるいはそういう守備での可動域を制限することで保持での局面で輝けるのかもしれない。アタッキングサードへの侵入の少なさも寂しいところではあるが、それなりにまとまった時間をプレーする代償である可能性も充分にある。

 ただ、事情はどうあれ、大島の起用によって全体の守備は明らかに歪んでおり、その部分のしわ寄せは確実にほかの選手に波及。ローブロックを組んでいるはずなのに、CBは出て行くか行かないかの判断をハイライン並みにシビアに行うハメになった。

 強度の高い相手であればこの「大島システム」は利用されてしまう可能性が高い。よって、オプションとしての価値は示したがスタンダードにするには難しいというのがこのシステムの現在地ということになるだろう。

14 脇坂泰斗

もう一度見たい手のひら返し

 喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉があるが、まさにこれは2024年の序盤の脇坂の周辺の物語に当てはまる格言だろう。オフにクロアチアからのオファーを蹴り、残留の決意をした時はファンから歓喜の声が上がったが、例によって低調な序盤戦を迎えるとファンはあっさりと手のひらを返す。

 キャプテンという役割もあり、チームの低迷の責任をのっけた分といえばそれまでかもしれない。だが、契約更新の時のリアクションとはあまりにも格差があるものであった。

 もっとも、確かに今季の序盤戦は低調だった。個人的には失点に繋がった山東泰山戦のCKのミスはワンプレー単位で言えば今季最も悔やまれるプレーだったといえるかもしれない。シーズンの大目標がかかった一番で意図が見えないレベルのミスをしてしまったということに関してはやはり目をそらすのは難しい。

 守備においてもややルーズなプレーが目立つ序盤戦だった。特にPA内でマークを引き取った後に誰にも受け渡さないままふらふら元の位置に戻るプレーは明らかに不用意。失点にあっさりとつながるワンプレーになってしまう。

 例年であれば、低調なシーズンインから尻上がりにコンディションを上げていくのだけども、今季に関してはここに当てはまったかは微妙なところ。最終盤に怪我で離脱してしまったこともあるが、それ以上に出ている時のパフォーマンスももう一声という感じ。

 4-4-2に移行した際は右のSHを任されるが、運動量があってもプレスの方向性が見えてこなければ整理がされないということを突き付けられただけのように思えた。家長よりは動けるものの、彼がSHになったことで守備が改善されたか?といえば微妙なところだろう。

 というわけでプレースキックやオープンプレーでの貢献も考慮すると、全体的に昨季よりは低調なシーズンだったといえるだろう。先にも触れたが、システムとか出ている選手との相性とか関係なく、脇坂と橘田は「やってもらわなきゃ困る」格の選手。来季は今季を越える活躍を見せてチームをタイトル争いに導いてほしい。ファンがもう一度手のひら返しをする場面を心から待っている。

19 河原創

カラーの親和性が高まる予感

 鳥栖の監督交代でわちゃわちゃしている中でしれっと夏の移籍市場で加入。正直、めっちゃびっくりした。川崎のCHに欲しい強度と足元のテクニックを兼備するオールラウンダーとして中盤の戦力となった。

 加入直後はベンチを温める機会が続いたが、9月に差し掛かるあたりから完全にレギュラーに定着。週2試合のスケジュールでもほとんどの試合に出場するほどの重要度となった。終盤戦は山本-橘田コンビで定着したこともあり、ベンチに再び戻るシーンもあったが、途中加入でこれだけ立ち位置を確立しただけでまずは成功のシーズンといっていいだろう。

 基本的に川崎が強度の高いゲームを制する時は中盤が強度で上回ることが多いのだけども、河原はその点でもきっちりと存在感を示すことが出来るタイプ。やや攻守に動き過ぎる嫌いがあるが、狙いが定まっている時の潰し、そして90分走り続けられるスタミナに関しては十分な実績がある。

 やや保持における感覚は独特でその点で味方と合わない場面もあったが、虚を突いたタイミングで上がってくるクロスなどは意外性がある。プレシーズンをきっちり過ごすことが出来れば味方との連携も高まるはずでその点では来季の期待も高まる。

 まだ、長谷部監督がどのようなスタイルを植え付けるかは明らかにはなっていないものの、福岡でのサッカーを物差しにするのであれば河原のカラーは中盤で貴重なものになるだろう。福岡で言う前寛之のような役割として君臨できれば、川崎の戦績は間違いなく上向くはずだ。

26 山内日向汰

花を咲かせる機会を掴めるか

 大卒放流帰還組というファンにもっとも愛される形で加入した山内。シーズンデビューは神戸とのFFSCカップ。右サイドで山田とコンビを組み、IHでの起用という今季を振り返ってみれば非常に珍しい起用法に。この一戦で見事な連携を見せて素晴らしいシーズンの滑り出しを見せた。

 もっとも大きな武器は力強いドリブルだろう。中でも急角度な旋回でもボディバランスを乱さずに進撃し、マーカーを置き去りにすることができる馬力は他のドリブラーと比較してもとても魅力的。イメージとしては旗手にちょっと近いようにも見えるが、山内の方がより曲線的な印象を受ける。

 唯一無二のドリブルを持っている山内だが、あまり今季はその武器を生かせなかった感がある。1つは彼のドリブルに合わせる動きがチームとして見られなかったことにある。

最後の1人まで剥がし切ってしまうのが最強なのは確かだろうけども、世界最高のドリブラーだってそんなことは難しい。であるならば、ドリブルは相手選手を動かす手段の1つと考えるべき。1枚を剥がしたら、そのはがされた守備者のカバーに入る選手が出てくる。ならばその動きを利用して、山内は味方にパスをつなぎたい。だけども、チームとしてそういう連動はあまり見られなかった。ということで威力が限定的になってしまった。

 もう1つはオフザボールの動きの乏しさだろう。極端な話をすれば味方のサポートが少なくてもマルシーニョは最終ラインを抜け出すことができる。同じようなスピードがないのだから、まったく同じように抜け出せ!とは思わないけども、狭いインサイドで足元に要求し続けていたらドリブルをする前に潰されてしまうのはまぁそうだろうなという感じはする。

 守備面でもハイプレスでは外切りプレスへの意欲を見せつつも、角度とタイミングが悪くほぼ背中を使われる自動ドアと化していた。本職は中央と聞いているので、サイドでの守備は不慣れなのかもしれないが、ある程度プレータイムがあるSHとしては守備での貢献度が最も低かったのは厳しいところ。

 ならば、インサイドで使ってあげた方が!という声もあるのかもしれないが、何も証明していない選手を突然チーム作りの中心に考えるのは個人的には非合理的だと思う。まずは与えられたところで咲くことがプレータイムの少ない選手の宿命。唯一無二の武器は持っているので、あとはそれを花開かせる機会をどのようにつかむかだと思う。

28 パトリッキ・ヴェロン

素材感は見えたが・・・

 ゼ・ヒカルドと同時に川崎に加入した19歳のブラジル人。初めは特殊なACLのレギュレーションをかいくぐるスーパー19歳かなと思ったが、よく考えればスーパー19歳ブラジル人はたぶん欧州に上陸するはずなので、冷静に考えればそんなはずはないと今思えばよくわかります。

 じゃぁなんでとったんだ!といわれるとよくわからない。ゼ・ヒカルドと抱き合わせなのかなと思ったけども、今調べたら普通に代理人は違ったし。リーグはもちろんACLでも特に出番がフィーチャーされることはなかった。

 プレー自体は何かをしてくれるかもしれないという未知数の期待感はあるが、自由なプレーがゴールから逆算されているようには感じないし、個人的にはびっくり箱の域を出ないのかな?という感じ。なぜ取ってきたのかはわからないが、なぜ使われないかはわかる気がする。

 素材のスケールはなくはないので仮想通貨的に爆発するのを待機するのがいいのだろうか。どの方向に延びるかも含めて完成形が見えにくい選手なので、大化けすれば面白い存在にはなりえるとは思うが。

30 瀬川祐輔

たらい回しではなく第一人者に

 プレーそのものの印象よりもチーム事情に振り回されてしまったという印象の強いシーズンだった。昨季主戦場だったSHだけでなく、SBそしてCFまでこなすことを強いられた。橘田もそうだが単純に多くの役割をこなしてくれたというのはそれだけで感謝を示したい要素である。

 スクランブル起用感が強いSBに関してはなかなか手放しでほめるのは難しい。縦を切られたらほぼできることはなくなってしまうので、プレスの狙いどころとしては格好の的。ビルドアップには関与しないというプランは個人的には致し方ないと思う。ただ、その分、中盤や右のWGの組み立ての際の負荷は明らかに増えていたし、守備でも正対した相手にボコボコにされることも多く、守備面で特別感があるわけでもない。

 その状態でなかなかアタッキングサードでのプラスを出せないのが苦しかった。クロスの精度は悪く、大外レーンからの攻撃関与は限定的。アウェイでのG大阪戦のように大外を他人に任せる形でインサイドに入り込むアクションを増やすことが出来ればもっと面白かったのかもしれないが、その試合で怪我してしまい、そっちの道に進まなかったのは切ない。

 CFでは相手を背負うことで存在感を見せるなど、止まっている時と動き出しの両面で貢献。個人的には想像しているよりも体格の不利を跳ね返せていたのはよかったと思う。

 ただ、いろんなところにたらいまわしにされた結果、きっちり走って守りつつ、インサイドに入り込むという役割を一番こなしやすいSHとしての感覚はちょっと薄れていたのかな?と思う。終盤戦は本職に戻ったのびのび感よりも、このポジションでなんとしても結果が欲しいというギラギラ感が力みに繋がり、シャープさを欠いたように見えた。

 SBの補強はなかったので来季も緊急手当て的にこのポジションをカバーする役割を託される可能性は十分にある。ただ、佐々木がそうだったように中心選手になればその選手ありきで設計が組まれる。活躍次第では便利屋を脱出することは可能だろう。前線のポジションで立ち位置を確立し、ジョーカーの第一人者として攻撃に欠かせない選手になってほしい。

41 家長昭博

壁は今年も崩れず

 一番初めに指摘しておきたいのはプレータイムにおける貢献度だろう。特にベテランに怪我人が多い川崎においてこの年齢で3000分クラスのプレータイムに生み出せているというのは立派の一言。

 ちなみにTransfermarktによると川崎加入以降のプレータイムは6年先に加入した大島僚太とほぼ同じ。25070分という合計タイムを8年間でたたき出しているので、毎年平均3000分をコンスタントに生み出している。このペースが40歳まで続いたら化け物だなと思う。

 出ている時のクオリティに関しては個人的には緩やかに下降傾向にあると感じている。特にキックの精度の部分は年々低下。それに加えて、今季は4-3-3の廃止により、家長のタメをオフザボールで生かすような形は目減り。仕組みの上でも個人のスキルの上でもなかなか持ち味を生かす方向にはならなかった。

 守備に関しては言われるほどはサボっていないかなとは思う。戻りながらの守備に関してはむしろきっちりやっているなと思われる試合の方が多く、その場にいない時は保持時の出張のポジション由来の陣形のゆがみに起因するものが多い。まぁ、それも家長の責任ではあるのだけども。

 今の家長の立ち位置は「追い落とすもの待ち」なのかなと思う。取って代わる人が出てくればレギュラーの座を明け渡すことになるのだろうなという立ち位置。そういう観点で言えば今季も追い落とすものは現れなかったなと思う。彼と同じことが出来なくても、違う形でも貢献できればいいのだけども、それでも穴を埋めるのは難しかったかなと思う。だからこそ、マテウス・サヴィオを獲りに行ったのかなと思っている。欲しかったのは数ではなく役割である。

 自分は家長のことが好きだけども、それ以上に川崎というチームが好きなので、家長を追い落とすような立ち位置の選手は早く出てきてほしい。というか、出てこないとこのチームが求めるものには届かないのかなという印象を持っている。ソンリョンと同じく川崎の壁として君臨する家長を越えるものが出てくるかは近い将来必ず問われることになる部分だ。

77 山本悠樹

柱への挑戦権を得た後半戦

 シーズン序盤は大きな展開とボールをリリースした後の列上げをベースにビルドアップで大きく貢献。前進に大きく寄与するチームの柱として嘱望される序盤戦となった。

 しかしながら、その期待は早々に鎮火。もっとも気になったのは守備の局面だろう。指示なのかなにかわからないが、ふらふらと前に出て行っては後方にスペースを空けたり、下がってくるCFとの空中戦の競り合いを避けたりなど、DFの手前をプロテクトするものとしての貢献が全く見られないプレーが続出。

 別に、河原や橘田のように潰してボールを奪い、トランジッションの起点として無双することを求めているわけではないのだが、競り勝たなくても競ること自体には価値はあるわけで、その点を避けるムーブをしてしまうMFがあっという間に出番を失うのは当たり前の話である。

 というわけでシーズン中盤は沈黙。特に併用が難しい大島がプレータイムを積めていた時期はベンチから外れることも珍しくなく、この期間は相当に苦戦していた。

 幸いだったのはシーズン終盤に出番を取り戻せたことだろう。苦しんでいた時期は守備での不調が攻撃にも波及し、得意なはずのパスワークでも低調さを見せていたが、終盤の復活以降はだいぶ精度を取り戻すことが出来ていた。

 課題の守備も身体を寄せることをサボる頻度は激減。その上、ボールを奪ってカウンターの起点となることも増えた。後半戦は完全に主力に定着した。

 川崎の中盤の柱となるにはボールを動かせることだけでなく、それなりに奪えないと始まらない節がある。終盤戦の山本は柱への挑戦権を得たようなパフォーマンス。今季は年間を通しての中心選手として君臨するチャレンジに挑むことになるだろう。

16 瀬古樹

シーズン途中から徐々に定位置を確保

 相変わらずの上手さを見せつつ、リスクテイクの基準がズレているせいか、攻守に怪しいプレーが垣間見えるという平たく言えば去年と同じ瀬古だなというのが、今季の前半戦の感想。

 だからこそ、夏にストークに移籍の一方が入った時は驚いた。適応するしない以前に、Jですらリリースを我慢することで割とハードなハックルを受ける節があったので、チャンピオンシップは怪我をしないか不安であった。だが、どうやら元気でやっているらしいし、なんなら割と出れている様子。怪我しないでこれからも頑張るんやで!

   つづく!

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