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「Catch up Premier League」~2025.2.1 プレミアリーグ 第24節 イプスウィッチ×サウサンプトン ハイライト

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苦しい時間帯を凌いだセインツが逆天王山を制する

 いわば逆天王山といえる一戦といえばいいだろうか。19位のイプスウィッチとしては何とか上にキャッチアップするための3ポイントが欲しいし、20位のサウサンプトンはグレートエスケープのための足掛かりにしたい一戦。勝っても順位の入れ替わりはないが、重要な一戦であることに変わりはない。

 序盤からゆったりとボールを持つのはイプスウィッチ。WB、IHが前にスライドして高い位置からプレスをかけていくサウサンプトンに対して、横断をしつつ時折縦にパスを入れることを織り交ぜながら前進をしていく。前にプレスに出て行く以上、サウサンプトンの中盤にはカバーしなくてはいけない広い範囲が存在する。そのカバーに奔走する中盤を動かすように。ライン間にパスを差し込んで前を向くところまで持っていく。

 しかし、思い通りにボールを動かしているところをひっくり返して先制点を決めたのがサウサンプトン。右の大外、ウォーカー=ピーターズからのハーフスペースに突撃。跳ね返りをアリボがミドルで仕留めて先制する。

 保持で存在感を見せていたイプスウィッチだが、反撃の一手はトランジッション。一発で抜け出したデラップが同点ゴールを決める。

 同点の勢いに乗ったイプスウィッチはさらに勢いに乗る。ブロードヘッドの抜け出しは同じように決定機になったが、ここで立ちはだかったのがラムズデール。なかなか今季は本領を発揮することができていない守護神だったが、この日は見事にファインセーブで貢献することができていた。

 サウサンプトンはスコアが動いた後もハイラインを敷いていたが、裏を破られて決定機を作られていたようにハイライン自体がリターンをもたらす感じではなかった。積極性が裏目に出る苦しい戦いで前半を終える。

 後半、サウサンプトンは明確にオールコートマンツーに移行。より明確に前から捕まえにいく。そうなればイプスウィッチは当然ダイレクトにデラップを狙っていくという展開。ステーフェンスが負傷し、アリボが3バックの一角となるという状況もサウサンプトンにとっては向かい風だった。

 ただ、苦しい時間帯を凌ぐとイプスウィッチはピタッと前からのチェイシングが止まるように。なかなか前から起点を作ることができなかったサウサンプトンだが、60分過ぎからようやくボールを持つターンを得ることができるようになった。

 終盤はどちらも3ポイントを狙いにいくアグレッシブさを見せる。結果を手にしたのはサウサンプトン。左サイドのカットインからの溢れに合わせたオヌアチュが決勝点を生み出す。追い縋るイプスウィッチだったが、流石に前線のエネルギーは低下。サウサンプトンは敵地で貴重な勝ち点3を手にした。

ひとこと

 イプスウィッチ、デラップとハッチンソンを入れ替えられる陣容になりたかったけども・・・。

試合結果

2025.2.1
プレミアリーグ 第24節
イプスウィッチ 1-2 サウサンプトン
ポートマン・ロード
【得点者】
IPS:31′ デラップ
SOU:21′ アリボ, 87′ オヌアチュ
主審:マイケル・オリバー

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