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「Catch up Premier League」~2025.2.15 プレミアリーグ 第25節 クリスタル・パレス×エバートン ハイライト

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好調キープのマージーサイド勢

 期待通りのロングボールの応酬からスタートしたこの試合。バックラインは簡単にリリースするという立ち上がりではあったが、そうした中でもハイプレスへの意欲が見えたのはエバートン。ミドルプレスからラインを上げてハイプレスに移行する隙を窺っていく。

 ただし、ハイラインを敷いた時のバックスの不安定さは今節も健在。ボールを奪った後の処理が安定せず、なかなか奪ったボールをチャンスに繋げることが出来ない。

 一方のパレスのバックスもタフなマークでエバートンにチャンスを与えず。好調のベトもなかなか序盤は存在感を見せることができない。保持でも少しずつ対角の長いレンジのパスからWBのフリーランを使って押し下げていこうとするトライで、エバートンの同サイドへの圧縮を外していく。

 パレスの陣形として少し気になったのはラクロワとリチャーズの間がたまにぽっかりと空いてしまうというアクションなのだが、あまりエバートン側にそこをつく感じは見えず。構造の隙をつく感じではないのはエバートンのカラーでもあると言えるだろう。基本はファストブレイクでの一点突破だ。

 CKから高さでゴールに迫っていたのはクリスタル・パレス。空中戦では優位の状況を作りつつ、圧でゴールに迫っていく。

 だが、そんなパレスに痛恨のミス。ミッチェルのスローインのミスを掻っ攫われてしまい、手痛い先制点を献上してしまう。

 なんとかこのミスをリカバリーしたいパレス。ハーフタイムには2枚の交代を行う積極策。するとわずか2分でマテタが同点ゴールをもたらすことに成功する。

 一方のエバートンも前半と同様のファストブレイクベース。左サイドからカウンターを狙い、リンドストロムが決定機を迎える。前半以上にオープンな展開で両軍のチャンスメイクが進んでいく。

 ゆるっとした展開で両軍が前線へのロングボールを生かすことができるか?という流れになった終盤戦。差を分けたのはセットプレー。押し込んだのはアルカラス。冬の市場で加入した新戦力がエバートンに貴重な勝ち越しゴールをもたらす。

 苦戦しながらもミスとセットプレーを活かして強かに勝利を手にしたエバートン。リバプールと共に好調なマージーサイドの雄が今節も勝ち点3を手にした。

ひとこと

 パレスは悪くない流れだっただけにミッチェルのミスから後手を踏む展開になったのは痛かった。

試合結果

2025.2.15
プレミアリーグ 第25節
クリスタル・パレス 1-2 エバートン
セルハースト・パーク
【得点者】
CRY:47′ マテタ
EVE:42′ ベト, 80′ アルカラス
主審:アンソニー・テイラー

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