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「Catch up UEFA Champions League」~2025.2.18 UEFAチャンピオンズリーグ プレーオフ 2nd leg ベンフィカ×モナコ ハイライトレビュー~

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スリリングで見応え抜群のデスマッチ

 1st legでは10人に減って苦戦を強いられるも、何とか1点差に留めたモナコ。敵地ながらも11人での戦いが復活したことでアグレッシブに振る舞う。

 ポゼッションはかみ合わせをずらす形で数的優位を自陣側に作る。仕上げとなる局面はエンポロの抜け出し。若干外循環にはなるが、ベンフィカのプレスの先手を行くことでモナコは保持からチャンスを作り出す。

 一方のベンフィカも開始早々にセットプレーから決定機。ボールを奪えばトランジッションからスムーズに縦に進んでいくなど異なる切り口からチャンスを作る。

 一進一退の攻防はミスから動く。モナコの自陣でのパスミスを奪ったところからアクチュルコールが先制点をゲット。ベンフィカがさらにモナコを突き放す。

 このゴールをきっかけに試合は一層オープンに。両軍共にサイド攻撃の応酬からチャンスメイクを行う。優勢だったのはモナコ。シンプルにボックス内の空中戦で優位な上にポジショニングの駆け引きもうまいエンボロがベンフィカ守備陣の脅威に。迎えた決定機を自ら決めることはできなかったが、直後のチャンスをエンボロの陰から忍び込んだ南野が押し込んでゴール。1点差に詰め寄る。

 終盤もこの両名目がけたボックス内へのクロス爆撃からモナコは優勢に。前半終了間際のエンポロのカウンターが刺さっていれば、モナコにとっては完璧な前半となったことだろう。

 後半、引き続きペースを握ったのはモナコ。アウグリシュ主導の右サイドの細かいパスでの崩しで一気に盤面を引き寄せると、右サイドの攻撃を仕留めたのは2トップに続いてボックス内に入ったベン・セギル。これでトータルスコアは同点となった。

 圧力を高めていくモナコに対して、ベンフィカはオタメンディの対角パスからプレスを脱出。少しずつ展開はオープンな状態でクライマックスに近づく。

 オープンな展開で一歩前に出たのはベンフィカ。枚数をかけたボックス内への攻撃に対してケーラーがたまらずPKを献上。このPKをパヴリディスが仕留めて再びリードはベンフィカだ。しかし、直後に相手のバックラインを出し抜いたイレエヘナがゴールを破り再び試合はフラットに引き戻される。

 手に汗握る展開を締め括ったのはコクチュ。左サイドからのクロスに見事に触ってノックアウトラウンド出場を決めるゴールを決めた。劇的なシーソーゲームを突破したのはベンフィカ。ヒヤヒヤしながら見守るホームのサポーターになんとか勝ち抜けをプレゼントすることができた。

ひとこと

 負けてはしまったけども自分の形がハマった時のモナコの力は十分に見ることができた。

試合結果

2025.2.18
UEFAチャンピオンズリーグ
プレーオフ 2nd leg
ベンフィカ 3-3(AGG:4-3) モナコ
エスタディオ・ダ・ルス
【得点者】
BEN:22‘ アクチュルコール, 76’(PK) パヴリディス, 84‘ コクチュ
ASM:22′ 南野拓実, 51‘ ベン・セギル, 81’ イレニヘナ
主審:グレン・ニーベリ

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