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「Catch up UEFA Champions League」~2025.2.18 UEFAチャンピオンズリーグ プレーオフ 2nd leg バイエルン×セルティック ハイライトレビュー~

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ミュンヘンでもセルティックは食い下がる

 セルティック・パークでは意地を見せてドイツの盟主に食らいついたセルティック。ミュンヘンに戦いの場を移しても勝負ができるか重要な90分を迎えることになる。

 当然ボールを持つのはバイエルン。大外に起点を作るところからハーフスペースの抜け出しを狙う。オーソドックスな2列目の飛び出しだけでなく、ゲレーロも後方から突撃するなど思い切りのいい戦い方だ。

 ただ、少しアタッキングサードの仕上げのところはアバウト。ハーフスペースの抜け出しから先がなく、仕掛けは単調なものになってしまう。セルティックは徐々に守備の手応えを手にしたのか、前にスライドしての守備が段々と機能するように。思ったよりもホームのバイエルンによる試合の支配感はないという序盤戦だった。

 それでも前半の終盤にはバイエルンはWGからの旋回からチャンスを作っていく。やや雲行きが怪しい展開からも打開策を探って行こうとする柔軟性はなかなかである。それでもセルティックは押し返す流れからチャンスメイクに成功。前半は互角に渡り合っているセルティックとなった。

 トドメを刺すことができないバイエルン。ハーフタイムでケインが負傷交代というアクシデントに見舞われる。トップに入ったゴレツカは背後への抜け出しからチャンスメイクを行う。ただ、振りながら勝負を仕掛けていくというのがバイエルンの基本線。前半以上に押し込むことにフォーカスする丁寧な崩しだった。

 だが、先制点を決めたのはセルティック。前田が前で粘りに粘った形からキューンがゴールを仕留めてなんとミュンヘンで先制ゴールを奪う。

 突破にはゴールが必要になったバイエルン。左サイドのユニットを変更し、更なる押し込みを強化する。それでも抵抗するセルティック。前田のランはスピードだけでなく、繰り返し耐性こそが真骨頂であるということをドイツ人に自己紹介しているようなパフォーマンスであった。

 それでも最後の最後はなんとかこじ開けたバイエルン。デイビスがなんとか押し込んで突破を確定。難敵を振り切ったようやくノックアウトラウンドへの切符を手にした。

ひとこと

 セルティック・パークを離れると何もできない印象だったセルティックがここまで敵地でやれるのは記憶にないし、その主軸を担ったのが前田であるのもとても誇らしい。

試合結果

2025.2.18
UEFAチャンピオンズリーグ
プレーオフ 2nd leg
バイエルン 1-1(AGG:3-2) セルティック
フースバル・アレナ・ミュンヘン
【得点者】
BAY:63‘ キューン
CEL:90+4‘ デイビス
主審:ブノワ・バスティエン

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