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「Catch up J1 League」~2025.4.12 J1 第10節 東京ヴェルディ×ヴィッセル神戸 ハイライト

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強かな90分で神戸が勝ち点積み上げ

 序盤の出来は神戸が有利だったと言えるだろうか。大迫のポストから汰木が決定機を迎えるなど縦に速い攻撃からチャンスメイク。東京Vは前に起点を作ることができずに苦戦。それでもトランジッションから鍬先にカードを出させるなど喰らい付いていく。

 しかしながら、神戸の保持に対して後追いでプレスに出ていくなど後手に回っている感があったのも確かだろう。神戸は一方的に保持から押し込んでいく。

 基本的には先に挙げたポストプレイヤーに当てて、そこから追い越すアクションはチャンスを作っていく。東京Vは自陣でのリトリートが間に合えば対応は悪くないが、ハイプレスになると少しノリが強すぎる感。状況を変えたい気持ちがあまり展開に結びついていないと言える流れが続いていく。

 それでも前半にネットを揺らしたのは神戸ではなく東京V。セットプレーから綱島が合わせてゴール。しかしながらこのプレーはVARのサポートによって取り消し。ゴールは認められず。しかしながら、この展開から自信をつけたのかミドルで前川を脅かすなど、チャンスを作る。優位に進めた神戸は冷や汗をかいた前半の終盤戦となった。

 勢いに乗った東京V。ファウル奪取から後半も攻め立てていくスタートとなる。しかしながら、先制点を決めたのは神戸。宮代のチャンスメイクから先制。エリキが抜け出すと最後は汰木がゴールを決めてスコアを動かす。先制点以降、直後にそっくりなサイドの崩しからチャンスを作るなど神戸は方向性が刺さった感がある。

 失点以降、ボールを持つ時間が増えた東京V。しかしながら、ボールを持たされた感があったのも確か。東京Vの後半における最も大きなチャンスは山見の独走で迎えた前川との1on1。だが、これは前川のセーブで神戸はピンチを凌ぐ。

 終盤も東京Vは少しずつボールを動かしながら解決策を模索していく。だが、状況はなかなか改善せず。神戸は終盤にボールを持ちながらコントロールを開始。これに対して、プレスで相手を咎めることができない東京Vであった。

 そして綱島が退場して万事休す。後半頭のゴールを元手に逃げ切ることに成功した神戸が勝ち点3を積み上げることとなった。

ひとこと

 神戸の方が全体的に強かな90分だった。

試合結果

2025.4.12
J1リーグ
第10節
東京ヴェルディ 0-1 ヴィッセル神戸
味の素スタジアム
【得点者】
神戸:51′ 汰木康也
主審:中村太

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