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「Catch up J1 League」~2025.5.17 J1 第17節 湘南ベルマーレ×横浜FC ハイライト

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荒天の試合を手堅くクローズ

 強い雨と風というおよそサッカー日和とは言い難い天候の平塚。そんな荒天の中で序盤から敵陣に圧力をかけていった湘南。横浜FCのバックラインに対して同サイドに押し込めながらハイプレスを仕掛けていく。

 ハイプレスに出ていった湘南が敵陣でのプレータイムを増やす立ち上がり。対する横浜FCはロングキックでの前進に苦戦。ルキアンが起点として機能しないというよりは風によって押し戻されてしまうという環境面での要因が横浜FCを邪魔していた感があった。それでも市川はロングキックにこだわっていたので、そこもまた湘南ペースに流れる理由だった。

 序盤は湘南が押し込みながら優勢に。鈴木淳之介やミンテの対角パスから幅を広く使いながら敵陣に効果的に向かっていく。セットプレーでゴールに迫るシーンもあった。

 横浜FCは徐々に敵陣での枚数を合わせるプレスにもトライ。保持においてもショートパスを使いながら湘南のプレスを掻い潜りながら繋いでいくシーンが増える。この横浜FCの変化によって、試合の展開はどちらのチームともに保持から押し込みながら解決策をポゼッションで探るターン制の展開に収束していく。

 この流れで結果を出したのは横浜FC。クロスからハンドを誘発しPKをラッキーな形で獲得。このPKは一度は上福元に止められるものの、ルキアンが自ら押し込んでなんとか得点に結びつける。

 横浜FCはさらにセットプレーからネットを揺らすが、これはオフサイド。湘南はなんとかことなきを得る。終盤は横浜FCが受けに回る展開に。ワイドにパスを展開しながら横浜FCをクロスで追い込んでいった。

 後半、湘南は3枚替えで勝負に出ていく。交代した鈴木章斗を起点としたロングボールで畑がクロスに飛び込むという後半早々の攻撃の構図は交代選手を生かした攻撃の形という感じがした。少し気になったのはCFがかなりサイドに流れて攻撃に関与したがるところ。その形自体は悪くないのだが、ボックス内にストライカーがいない形がやたら頻発するのは気になった。

 横浜FCも引くことはなく高い位置からのプレスを継続。福森のFKでチャンスメイクをするなどセットプレーから追加点を狙いにいっていく。押し込む時間もなくはなかったが、ルキアンのロングボールやユーリ・ララのキャリーなどファストブレイクのシーンの方が印象的だった。

 湘南はルイス・フェリッピの投入で前線を増員。圧力をかけていくが、横浜FCを打ち破ることはできず。横浜FCがリードを守り切って勝利を挙げた。

ひとこと

 下がりすぎず出ていきすぎずで横浜FCはいいバランスのクローズができていた。

試合結果

2025.5.17
J1リーグ
第17節
湘南ベルマーレ 0-1 横浜FC
レモンガススタジアム平塚
【得点者】
横浜FC:26′ ルキアン
主審:木村博之

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