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「Catch up J1 League」~2025.8.20 J1 第30節 FC町田ゼルビア×ガンバ大阪 ハイライト

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週末ぶりの大阪狩り

 リーグ戦は7連勝中と上位追走に勢いづく町田。今節ホームに迎えるのはG大阪。前節と同じく大阪勢を迎え撃つ形の一戦となる。

 序盤はロングボールで入った町田。右サイドの望月を軸とした長いボールから前進のきっかけを伺う。G大阪もサイドを生かす形は同じ。アラーノへの対角キックや奥抜の裏抜けなどからチャンスを伺う。

 ただ、サイドを抜けた後の一手がなかったのがこの日のG大阪。どちらかといえば中央でタメを作りつつ、宇佐美、満田、鈴木の3人が上がっていく時間を作りたいのだろうなと思ったが、ヒュメットにボールを収めることは屈強な町田のDF陣が許さないという展開。

 プレスが来たら迷わずロングボール、まずは安全第一の設計ということもG大阪のショートパスからの前進が目立たない展開となった理由だろう。ヒュメットへの長いボールから裏抜けするアラーノという形の方が多かった。攻め方的には山下がいた方が助かるなという感じだった。

 一方の町田のサイドアタックは出場停止の相馬がいない分威力は低下。左サイドには藤尾が流れることで林のサポートに行くが、どうしても普段の破壊力は出てこない。

 クーリングブレイクまでのシュートは両軍合わせてわずか1本。その1本で町田は先制。CKからの昌子のシュートがゴールとなる。中谷は痛恨の被りとなってしまった。

 以降もペースは町田。中盤中央でのボール奪取のパフォーマンスが安定していることもあり、G大阪の中央のユニットを機能させない。前半の追加タイムにようやくアラーノのクロスから宇佐美がシュートチャンスを迎えたが、これは珍しく枠をとらえなかった。

 後半は少しずつG大阪が流れをリカバリー。前線で長いボールを引き出すアラーノで速い展開を作った後に、間延びした中央のスペースを細かいパス交換で打開。谷の素晴らしいセーブでなんとか町田は失点を逃れる。

 トランジッションからG大阪は同点。後半は存在感を増していた望月の背後を走るウェルトンの粘りから追いつく。最後にシュートを沈めたのはヒュメットだった。

 後半は非常に均衡した展開。その中で好パフォーマンスを続ける両GKだったが、一森が痛恨のファンブル。詰めていた林に2試合連続ゴールを許してしまう。

 リードを得た町田はチャンスメイクのところでその後も主導権。ガンガンゴールに迫っていくとAT直前に黒川のファウルを誘発してPKを獲得。このPKを西村が決めて試合は決着。

 週末に続き大阪狩りに成功した町田。連勝を8に伸ばすこととなった。

ひとこと

 相馬がいない分、C大阪戦ほどの凄みはないが強かさは際立った。

試合結果

2025.8.20
J1リーグ
第30節
FC町田ゼルビア 3-1 ガンバ大阪
町田GIONスタジアム
【得点者】
町田:17‘ 昌子源, 78’ 林幸多郎, 90‘(PK) 西村拓真
G大阪:61‘ デニス・ヒュメット
主審:イバン・バルトン

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