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「Catch up Premier League」~2025.3.15 プレミアリーグ 第29節 サウサンプトン×ウォルバーハンプトン ハイライト

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マークの上からのラーセンで地固めの3ポイント

 すでに残留は絶望的なサウサンプトン。今節ホームに迎えるのは残留争いをしているチームにとって、唯一巻き込める可能性を残している相手であるウルブスである。

 序盤からボールを持っていたのはサウサンプトン。ミドルブロックの5バックを敷くウルブスに対して、バックラインからボールをガンガン動かしていく。攻め筋の主役となっていたのは右サイド。菅原とウォーカー=ピータースの連携からボックスに入り込んでいき、クロスを上げる。右サイドを縦方向に抉るというところまではサウサンプトンはできていた。

 なかなか押し返せないウルブス。サウサンプトンの保持に対して、自陣に閉じ込められることが多く、非保持では高い位置から奪い返されてしまう。だが、ボールを持ち敵陣に相手を押し込むフェーズにおいてはウルブスの方が有望。特に構造を壊せていなくても、相手のDFの上から叩くことに成功したストランド=ラーセンがあっさりと先制。サウサンプトンは自陣の守備ブロックの脆さを今節も晒すこととなってしまった。

 追いかける形となったサウサンプトン。しかしながら、2列目の守備参加を手堅くやっているウルブスは自陣でのローブロックを組みながら序盤のようなサイドから奥を取るアクションを順調に封鎖していく。

 試合のテンポは少しずつローギアにシフト。そうした中でなかなか打開策を見つけることができないサウサンプトンがビハインドでハーフタイムを迎えることとなった。

 後半、オヌアチュの投入からサウサンプトンは反撃を狙う。ロングボールのポイントを作り攻撃を仕掛けていく。しかしながら、このロングボールが裏目に。対面のアグバドゥにあっさりと跳ね返されてしまうと、そこからのカウンターでラーセンが2点目をゲット。さらにリードを広げる。

 サウサンプトンは押し下げる機会を増やしつつ、右サイドの菅原とディブリングのデュオから反撃を狙っていく。前半はあまり効いていなかった連携だが、ディブリングの調子は徐々に良好に。ポストを捉えるミドルからオヌアチュのゴールをお膳立てする。

 そのゴールと時間は前後するが、サウサンプトンは4バックにシフト。自軍の守備は明らかにもう1ランクスカスカになったがそれと引き換えにオープンな展開を手にした。その結果が先のオヌアチュのゴールである。だが、今節も勝ち点奪取には及ばず、ウルブスにさらなるポイントの積み上げを許してしまった。

ひとこと

 後半頭のセインツの失点はあまりにも頭が痛くなるようなものだった。

試合結果

2025.3.15
プレミアリーグ 第29節
サウサンプトン 1-2 ウォルバーハンプトン
セント・メリーズ・スタジアム
【得点者】
SOU:75′ オヌアチュ
WOL:19′ 47′ ストランド=ラーセン
主審:ロベルト・ジョーンズ

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