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「Catch up AFC Champions League Elite」~2025.2.18 リーグステージ 第8節 上海申花×ヴィッセル神戸 ハイライトレビュー

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前提は崩れることはまだ知らない

 神戸にとってはすでにトップハーフを確保しているという認識で臨んだ一戦。24時間後に革命の一手がこの試合の前提を覆すことはまだこの時は知らず、神戸は上海に若いメンバーを中心に乗り込むこととなった。

 上海申花はまずはルイスへのロングボールでスタート。まずは前線にボールを入れることで小手調べというところだろう。しかし、この小手調べから神戸は失点。セットプレーからオビがボールをからぶってしまい、失点に関与するという最悪のスタートを切ってしまう。

 このエラーはきっかけに神戸はミスが止まらなくなる。自陣からボールをつなぐこともままならない中、神戸はまたしてもルイスへのロングボールへの対応をミスる形でオビが退場。1失点に直接関与+一発退場というオビにとっては難しい夜を迎えることに。

 ただ、相手が10人になっても特に一方的な保持をしなかった上海申花。神戸は上海申花の2トップの脇から少しずつ前進する。

 前進してくる選手を2トップの次に捕まえるのはIH。中盤が出ていくことで前から圧力をかけていく。

 時間が経過すると試合は少しずつ上海申花の保持で落ち着くように。神戸は自陣から脱出することが難しく、PAに釘付けになってしまう。なんとか堪えていた神戸だったが、容赦なくボックス内に人をかけていく上海申花を前に決壊。前半終了間際に追加点を許してしまう。

 後半も神戸にとっては厳しい展開。保持で押し込む上海申花に対して、神戸はボールの奪いどころを設定することができず。後半開始早々にはサウロ・ミネイロが更なるゴールを決めて上海申花はさらにリードを盤石にする。

 以降も押し込むことで堅実な試合運びを見せる上海申花。70分には岩波のハンドがOFRで認定されてしまい、サウロ・ミネイロはハットトリックを達成することとなった。

 それでも終盤には意地を見せた神戸。富永、井出と終盤に得点を重ねることで上海申花をもやっとさせることには成功したが、反撃もここまで。神戸は敗れたものの3位を確保してグループステージを終えた。明日には5位になるんだけども。

ひとこと

 ほんと、酷い話だなと思う。今回の件の一番の被害者は神戸。

試合結果

2025.2.18
AFC Champions League Elite
リーグステージ 第8節
上海申花 4-2 ヴィッセル神戸
上海体育場
【得点者】
上海申花:1‘ 48‘ 70’(PK) サウロ・ミネイロ, 45+3‘ 陳晉一
神戸:87’ 冨永虹七, 90+3‘ 井出遥也
主審:マジェド・アルシャムラニ

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