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「Catch up UEFA Champions League」~2025.3.5 UEFAチャンピオンズリーグ Round 16 1st leg バイエルン×レバークーゼン ハイライトレビュー~

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スキをくまなく食い尽くすバイエルン

 レバークーゼンはどちらかと言えば3バックのイメージではあるのだが、この試合では4バックをチョイス。CBが大きく幅をとりながらサイドプレイヤーを高い位置まで押し上げ、SH、SB、CHのトライアングルを軸に押し込んでいく。

 対するバイエルンも保持ではレバークーゼンの4-4-2のミドルブロックに解決策を出す必要がある。しかし、バイエルンはあっさりとこの回答に辿り着いた感があった。先制点は右サイドから。1on1からクロスを上げたオリーズから、ファーでSBと競り合ったケインにボールを届けてゴール。2つのデュエルを制する形で先制点を奪う。

 このサイド攻撃の有効性が前半の優劣を分けた感がある。押し込むフェーズで右の大外のオリーズとファーで構えるケインという鉄板パターンに押し下げた後のミドルというアクセントを加えることができていたバイエルンは優勢。レバークーゼンはサイドから相手を破ることを狙っていくが、バイエルンのラインコントロールを前になかなかテンポを握ることができない。

 先制点で盤面を握ったバイエルン。前半はリードでの折り返しに成功した。

 後半も特に極端にテンションが上がるわけではない状況。どちらかと言えばボールを持つのはリードをしているバイエルンの方。2トップの脇からのキャリーでサイドから押し下げるアクションからゆったりと試合を支配している。

 押し込むバイエルンは追加点をゲット。なんの変哲もない左サイドからのふわりとしたクロスをコバールが痛恨のキャッチミス。これをムシアラが押し込んでバイエルンがリードを広げる。

 バイエルンはノイアーの負傷というアクシデントもありつつも、レバークーゼンは退場という数的不利に陥ってしまう。この退場により、相手のアクシデントからペースを掴むどころではなくなってしまうことに。

 以降もペースを掴んだのはバイエルン。サイドからの押し下げは当然さらに安定することになる。セットプレーからケインがホールディングのファウルでタプソバからPKを奪取。このPKを自らケインが仕留めてかなり2ndレグに楽観的な見立てを残すことができる点差となった。

 ミス、退場者と相手の隙につけ込んで着実にリードを広げていったバイエルン。ホームで先勝し、同国対決突破に王手をかけた。

ひとこと

 CLでの経験値の差を感じる90分だった。オリーズ、聞いてはいたが立場盤石だなぁ。

試合結果

2025.3.5
UEFAチャンピオンズリーグ
Round 16 1st leg
バイエルン 3-0 レバークーゼン
フースバル・アレナ・ミュンヘン
【得点者】
BAY:9′ 75′(PK) ケイン, 54′ ムシアラ
主審:マイケル・オリバー

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