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「Catch up China Super League」~2025.3.1 中国超級リーグ 第2節 上海申花×北京国安 ハイライト

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10人相手に統一できなかったクロージング

 開幕戦はホームで劇的な勝利を飾った上海申花。次のミッドウィークにはACLでの川崎戦が控える中、今節もホームで北京国安との試合に臨む。

 高い位置から積極的にプレスに出て行く上海申花。それに対して、北京国安は前線への長いボールでプレスを回避する。北京国安は前線のアブレウが抜群の存在感。屈強な上海申花のDF陣に対しても高い対空性能で存在感を見せる。

 押し返す手段を強靭なCFで担保した北京国安はセットプレーから先制点をゲット。セカンド回収からの流れで上げたクロスをファーで仕留める形で先制ゴールを決める。

 反撃に出たい上海申花はインサイドにもボールサイドにも枚数をかけてのクロスで反撃。シンプルに高さを生かすイメージでインサイドに挙げる場面もあれば、パス交換からインサイドに突撃するパターンもあった。

 そして、後者の形から上海申花はPKを獲得。相手を出し抜いてのPKを得たかと思われたが、これはOFRで無効という判定に。同点の絶好のチャンスを逃してしまう。

 それでも一貫して先制点を奪われたあとは押しこむ時間帯が続く上海申花。北京国安はアブレウへのロングボールで反撃に打って出るか基本的には単発。上海申花の圧力に苦しんでいるといっていいだろう。

 すると、38分に上海申花は同点に。呉曦がパンチ力のあるミドルから波状攻撃を仕掛けると、その後のすったもんだの仕上げを自ら行う形で同点に。試合を振り出しに戻す。

 さらに仕掛けを続ける上海申花はCKにおいてGKのパンチングを食らう形でPKを獲得。やや北京国安には厳しい判定に思えたが、このPKをルイスが沈めて前半の内に逆転に成功する。

 後半、追いかける形となった北京国安。高い位置からのプレスを行うことで枚数をかけながら押し込んでいくスタートに。反撃に打って出ることのできない上海申花は押しこまれる状況を受け入れるようにルイスを交代し、フォーメーションを4-4-1-1にシフト。

 このシフトチェンジで、明確に上海申花は自陣に引きこもる時間が増加。あとは北京国安が得点を獲れるかどうかである。しかし、追いかける北京国安は退場者を出してしまい10人に。

 万事休すかと思われた北京国安だったが、上海申花は逃げ切るのか押し込み返すのかの判断がバラバラな状態に。その結果、普通に自陣に運ばれてしまい、あっさりと後半追加タイムに失点を喫することに。

 しまりのない終盤に罰を受けた上海申花。開幕戦に続いての連勝とはならなかった。

ひとこと

 あまりにももったいない上海申花の終盤のマネジメントだった。

試合結果

2025.3.1
中国超級リーグ
第2節
上海申花 2-2 北京国安
上海体育場
【得点者】
上海申花:38′ 吴曦, 45+4′(PK) ルイス
北京国安:11′ 林良铭, 90+3′ 鲍亚雄(OG)
主審:メメジャン・アフメド

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