
PK判定に泣いたアーセナル
レビューはこちら。

ついにレアル・マドリーとの一戦を4日後に控えるアーセナル。エバートンに対して大幅なターンオーバーをすることでミッドウィークを意識したマネジメントを行なっていく。
序盤に熱量を感じたのはセットプレー。どちらのチームも意地でもなんとか跳ね返していく!という気概を感じたスタート。エバートンはニアだろうがファーだろうがアーセナルのプレースキックに喰らいつくヘッドで相手にヘディングを許さない。
一方のアーセナルもファーサイドのターコウスキを意識したポジションで抵抗。一度ファーサイドに抜けたところからピンチに陥っていたが、これもなんとか掻き出していく。
セットプレーが難しいのであれば、オープンプレーからチャンスを作っていきたいアーセナル。サイドの連携から抜け出すところを見つけることはできていたが、押し込むところまでが丁寧ではない分苦労した感がある。この日のアーセナルのスモールラインナップであれば、長いボールをつける時間帯は無駄。
丁寧さに欠けるアーセナルにとっては前に出てくるエバートンはスペースをくれるという点では安心材料もある。スターリングとトロサールの2人のカウンターから先制点を決める。対面の相手との駆け引きで見事にパスコースを作ったトロサールの左足が見事にゴールを貫いてみせた。
エバートンはセットプレー以外ではなかなかチャンスを作れず。直線的なカウンターは精度不足で味方に合うシーンは少なめ。アーセナルはリードをキープした状態でハーフタイムを迎える。
しかし、後半早々にエバートンは同点に。キヴィオル周辺を狙ったロングボールから不安定な対応を誘発すると、ルイス=スケリーがPKを献上。怪しい判定であったことは間違いないが、エバートンの長いボール起点の狙いが見事に刺さった展開だったと言えるだろう。
追いつかれてしまったアーセナル。マルティネッリとサカという後半頭から投入されたWGからチャンスを作っていきたいアーセナル。より目立っていたのは左のマルティネッリ。前節のフラム戦から好調を維持するアタッカーのチャンスメイクで終盤にアーセナルは再び押し込んで攻撃に出ていく。
ティアニー、ルイス=スケリーとともに最後まで左サイドはチャンスを作ったが、最後まで突破口を見つけることができなかったアーセナル。PK判定に泣き、勝ち点2を失うこととなった。
ひとこと
あのPKはなくない?
試合結果
2025.4.5
プレミアリーグ 第31節
エバートン 1-1 アーセナル
グディソン・パーク
【得点者】
EVE:49′(PK) エンジアイ
ARS:34′ トロサール
主審:ダレン・イングランド