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「Catch up Premier League」~2025.4.14 プレミアリーグ 第32節 ボーンマス×フラム ハイライト

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これぞ、プレミアリーグ

 試合の幕を上げたのは電光石火のオープニングゴール。ボーンマスが縦に速い攻撃からセメンヨがゴールを決めてあっという間に先行する。ロビンソンは一度処理したように思えたボールをゴールから遠ざけられなかったという点で悔いが残るだろう。

 このゴールに象徴されるように縦に速い攻撃がこの試合を表すキーワード。得点が決まっても両チームは非常に縦に速い展開からボールを動かしていく。

 どちらかといえばこの展開を作り出したいのは追いかけていくフラム。ロングボールのターゲットは中央のムニスよりもサイドのセセニョンの方が機能的なように思えた。

 一方のボーンマスはハイプレスからボールを取り返すとゆったりとポゼッションしたい気配も見せるように。この辺りはリード故だろう。ボールを持ち直すと逆サイドに展開するなどピッチを広く使っていく。中央でポストプレーの起点となるエヴァニウソンもピッチを幅広く使うためのいい手段だ。

 それでもハイプレスを緩めないという点でボーンマスは試合のテンポを完全に落としたいわけではなかった。主導権争いは保持で落ち着かせる手段を持っていたボーンマスが握った感がある。CBが被ったところからムニスが抜け出すなど、チャンスがないことはなかったが限られていたのは事実。コントロールする展開だけでなく、縦に早くつけていく際の攻撃のテンポでもボーンマスの方が主導権を握ったと言っていい前半だった。

 後半も展開は大きく変わることなく縦にスピーディーな展開。エネルギーは落ちることはなく、アタッカーによるカウンターの応酬から両チームとも鋭くチャンスを狙っていく。

 そうした中で前半よりもジリっと押し返していく姿勢が見えたのはフラム。敵陣でのプレータイムをほんのり増やしていく。

 ただし、試合を完全に押し返したかというとそれは別の話。いかにもという形の縦の応酬に原点回帰した終盤戦。フラムはロビンソンという新しいロングボールの的を活用しながら進撃していく。

 左サイドをメインターゲットとするフラムはウィリアンを投入することでこちらのサイド攻撃を強化。このサイドを起点とした横断も見せるようになり、終盤はゴールに迫っていく。

 だが、なんとかフラムの攻勢を凌いだボーンマス。開始1分のゴールを守りきり、低調なチームの連続未勝利記録に歯止めをかける勝利を挙げた。

ひとこと

 これぞプレミアリーグ!という90分だった。

試合結果

2025.4.14
プレミアリーグ 第32節
ボーンマス 1-0 フラム
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:1′ セメンヨ
主審:マイケル・オリバー

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