MENU
カテゴリー

「Catch up Premier League」~2025.5.1 プレミアリーグ 第34節 ノッティンガム・フォレスト×ブレントフォード ハイライト

目次

手痛い一敗で主導権を手放す

 チェルシー、シティ、ニューカッスル。安泰だと思っていた3位の座は追っ手のチャージによって危うくなっている。ホームゲームを制し、なんとかフォレストはこの差をキープしたいはずだろう。

 きっちりと強度を出すことができる両チームらしい激しい立ち上がりで試合はスタート。先に主導権を握ったのはブレントフォード。ダムズゴーの右のハーフスペース抜け出しからチャンスを迎えたシャーデからチャンスを迎える。

 この攻撃を皮切りにクロスでギリギリの対応を誘発すると、セカンドボール回収からさらなるゴールを狙いにいくことで波状攻撃に出るブレントフォード。フォレストとしてはなかなか自陣から脱出することができないスタートとなった。

 それでも簡単に屈しないのが3位の実力。ハイプレスに出てくるブレントフォードに対して、強引に左右に揺さぶりながらプレスを外し中盤に運んでいく。非保持においてもかなりブレントフォードの保持に振り回されていたが、なんとか食らいついていけるのが今季の彼らの強度。普通のチームであればやられている状況でもボールを取り返し、少しずつ保持の時間を取り返す。

 15分過ぎからはブレントフォードが保持で押し下げる時間が続いていたが、30分くらいにはフォレストは保持でもだいぶリカバリーするように。どちらもアグレッシブであるが、ゴール前では変な崩れ方はせず、互いにチャンスを迎えるのはなかなか難しい状況だった。

 そうした中でワンチャンスをものにしたのはブレントフォード。シャーデがロングボールに対して華麗な身のこなしからゴールをゲット。アイナを出し抜いてロングボールを見事に得点に変える。ブレントフォードが貴重な決定機を生かし、ハーフタイムをリードで迎える。

 後半、追いかけるフォレストは押し込みながら崩しにいくかと思われたスタート。だが、ブレントフォードはこれに抵抗。押し込まれたところから右の大外のムベウモでのロングカウンターは彼らの鉄板パターンと言えるだろう。

 フォレストもそれに触発されるようにサイドからドリブラーがデュエルを挑む行ったり来たりの展開に。豪雨に見舞われるザ・シティ・グラウンドの天候もドラマチックな展開にさらに輪をかけていた。

 アウォニィ、ウッドの2トップへの移行でパワープレーに出るフォレストだが、結果を手にしたのはブレントフォード。ロングボールに対してムベウモと組んで縦に抜けたウィサがそのままゴールをゲット。完全にフォレストのCB陣を手玉に取って追加点を奪う。

 最後まで奮闘が見えたフォレスト。特に左サイドのニコ・ウィリアムズの突破はかなり心を打つものがあった。だが、ブレントフォードに一矢報いるゴールを生み出すことはできず。手痛い一敗を喫することとなった。

ひとこと

 この一敗でCL出場権争いは一気に雲行きが怪しくなったフォレストだった。

試合結果

2025.5.1
プレミアリーグ 第34節
ノッティンガム・フォレスト 0-2 ブレントフォード
ザ・シティ・グラウンド
【得点者】
BRE:44′ シャーデ, 70′ ウィサ
主審:ダレン・イングランド

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次