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「Catch up Ligue 1」~2025.4.25 リーグアン 第31節 パリ・サンジェルマン×ニース ハイライト

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逃した国内唯一のミッション

 CLのアーセナル戦を数日後に控えるパリ。国内での優勝はすでに決定しており、あとは無敗優勝を決められるかどうかがリーグにおける唯一のミッションとなる。

 ニースはパリのバックラインにボールを持たせてOKというスタンスでスタート。パリはいつも通り、3-2-5からボールを動かしていく。しかしながらサイドのローテが非常にしっかりしているニースに対して、なかなか攻略のきっかけを掴むことができない。

 非保持に回るとパリは高い位置から即時奪回に出ていく。どちらのチームも高い位置に出ていくテンションを見せることで、アップテンポになっていくことはパリのチャンスメイクにとっては都合がいい形となっていた。しかしながら、ハイプレスからチャンスを作るなど、ニースにとってもハイテンポな展開はそこまで悪いものとはならなかった。

 先行したのはニース。自陣でのFKからのリスタートから敵陣に進撃。ニアに引っ張るラボルトでパリのCBを釣り出すと、ファーサイドに構えるサンソンがボールを引き出して先制ゴールを決める。完全にパリの守備を乱した見事な先制点だった。

 しかし、パリも前半のうちに反撃。ハキミの裏抜けに遅れて出ていったファビアンが難しい後方からのボレーを見事に沈めることに成功。試合は同点でハーフタイムを迎える。

 後半、早々に右サイドを破る形から再びゴールを決めたのはサンソン。このシーンでも右の奥を取るフェーズでパチョをサイドに引っ張り出すなどパリのバックスを乱したことがポイントとなった。

 以降もハイプレスからパリのバックスに圧力をかけつつ、左右への揺さぶりから保持でも存在感を見せるニース。パリは地味にロングボールでの逃げ道がないことが苦しむ要因となっていた感がある。

 60分過ぎからは保持の根性によって徐々に主導権を取り戻すパリ。ボックス内で足を振るチャンスは少しずつ出てくるが、シュートが正面に飛んでしまうなどなかなかチャンスを生かすことができない。

 いつものような攻めの鋭さを見せることができなかったパリを尻目にニースはセットプレーから追加点をゲット。さらにリードを広げる。

 一方的に押し込むパリだが、この日は反撃の一点が遠かった。ホームで無敗優勝の夢はストップ。今季初のリーグ戦敗戦でロンドンに乗り込むこととなった。

ひとこと

 地味にロングボールの逃げ場がないことには気づかなかった。それだけうまくやっていたということかもしれないけども。

試合結果

2025.4.25
リーグアン
第31節
パリ・サンジェルマン 1-3 ニース
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:41′ ファビアン
NIC:34′ 46′ サンソン, 70′ ヌダイシミエ
主審:ウィリー・デラジョー

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