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「Catch up Premier League」~2025.5.10 プレミアリーグ 第36節 イプスウィッチ×ブレントフォード ハイライト

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プレミアの先輩の貫禄を見せつける

 高い強度で勝負する両チームらしい激しい立ち上がり。ブレントフォードのハイプレスに対抗するように、イプスウィッチはデラップめがけてのロングボール。イプスウィッチも守備に回れば前からのマンツーで捕まえにいくなど、高い位置からのプレスを意識してのスタートとなった。

 そうした中で試合を落ち着かせる意識を相対的に感じたのはブレントフォード。ヤルモリュクのサリーなど、陣形をずらしながら相手のテンポを壊すことでショートパスからのポゼッションの要素を付け加えていく。

 押し込む機会が出てきたブレントフォードはその流れのまま先制点をゲット。左サイドからのクロスにニアで合わせたシャーデが美しいゴールを決める。

 ゴールを決めたブレントフォードは手を緩めることなくハイプレスをキープ。イプスウィッチはこちらもショートパスから相手のプレスを振り切りにいくが、なかなか自陣を脱出することができない。

 押し込む機会こそ増えたイプスウィッチだが、効果的にゴールに迫る手段に繋げることができていたかは微妙なところ。縦に速い攻撃からダイレクトに背後を狙うブレントフォードの方が有力。45分に中盤でのダムズゴーの見事な入れ替わりからムベウモのシュートまで持っていった形は非常に見事だった。

 後半もペースを握ったのはブレントフォード。プレスの出足が鈍いイプスウィッチを尻目に存在感を増しているファン・デン・ベルフの高い位置でのカットからのカウンターやノアゴールのサイドチェンジから敵陣でのプレータイムを順調に増やしていく。

 攻守に圧力の高いブレントフォード相手にイプスウィッチは苦戦。ハッチンソンの脱出など、部分的に個人が対抗できるシーンは作り出せてはいたが、それでもブレントフォードのファストブレイクに苦しめられるシーンが増えていく。

 セットプレーでもホールディングを取られかねないプレーが目につくなど、失点の可能性があらゆるところに転がっているイプスウィッチ。押し込まれる展開からオープンな展開に流れる形になったブレントフォードだが、最小失点差ながら彼らの余裕を見ればどちらも問題ないということだろう。

 終盤まで余裕を見せたブレントフォードは華麗に逃げ切り勝利。プレミアの先輩としての貫禄を見せつけ、勝ち点3を手にした。

ひとこと

 どの局面でもきっちりブレントフォードの方が上だった。

試合結果

2025.5.10
プレミアリーグ 第36節
イプスウィッチ 0-1 ブレントフォード
ポートマン・ロード
【得点者】
BRE:18′ シャーデ
主審:サム・バロット

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