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「Catch up Premier League」~2025.5.18 プレミアリーグ 第37節 ウェストハム×ノッティンガム・フォレスト ハイライト

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持ち込まれた乱戦を守護神と共に凌ぐ

 金曜日のプレミアリーグの結果はフォレストの思い通りにはならず、アストンビラとチェルシーは仲良く3ポイントの積み上げに成功。CL出場権への道は2連勝の上で他会場次第。まずは最終節に可能性を残すための37節。対するは多くの選手の退団の花道をホームで飾りたいウェストハムだ。

 いきなりにチャンスを迎えたのはウェストハム。右サイドからのクロスに合わせたのは3人目のストライカーのソーチェク。いきなりセルスには大きな仕事がやってくることに。以降も、右サイドでは退団を発表した一人であるコーファルのシュートがチャンスとなるが、こちらもセルスのセーブで事なきを得る。

 一方のフォレストもロングスローからのこぼれをギブス=ホワイトがシュートで狙うなどいきなりアレオラにセーブを強いる。この日のフォレストはとにかくフリーダム。特にエランガのフリーマン化が顕著。右サイドがスタートポジションだと思ったが、ボックス付近の最前線でポストを連発しつつ、最終的には左サイドに移るというアナーキーな仕草を見せる。

 そんなアナーキーなエランガの前向きな矢印でフォレストは先制ゴールをゲット。何回から成功していた前からのプレスでアレオラのミスを誘発すると、ギブス=ホワイトが無人のゴールに流し込む。3ポイントがどうしても欲しいフォレストが試合を動かす。

 以降も、フォレストの無秩序な攻守の配置はウェストハムを翻弄。圧力を生かしてウェストハムを追い込んでいく。

 しかしながらウェストハムもウッド、エランガ、ギブス=ホワイトの3枚がナローに構えることで時間をもらえるSBを生かし、大外からのキャリーで押し返していく。ただし、シンプルなクロスはフォレストの攻撃に跳ね返されており、決め手という感じにはならず。試合はフォレストがリードをキープして、ハーフタイムを迎える。

 後半は前半と打って変わってゆったりとしたスタート。攻守の切り替えが明らかにトーンダウンし、探り合うような立ち上がりとなった。

 このままで良くないのはビハインドのウェストハム。4枚交代を敢行し、フォーメーションも4-2-3-1にシフトする。

 しかし、再びスコアを動かしたのはフォレスト。セットプレーからミレンコヴィッチが肩で押し込んで追加点。長い長いVARチェックの末にリードを広げる。

 フォレストは80分の3枚交代で5バックに移行。ウェストハムはボール保持の機会を増やしていく。だが、5バックとはいえ明確に受けに回るわけではないフォレストはあまり綺麗にゲームクロースができず。一方のウェストハムはソレールの進撃から確実にチャンスを作っていく。

 押し込むウェストハムはモラートのクリアが甘くなったところからボーウェンが一撃を仕留めた。このゴールで試合は一気にムードが変わることに。

 追撃ムードに苦しめられることとなったフォレストだが、最後は乱戦に持ち込みつつ再びセルスに祈ることで防衛に成功。およそ15分に及ぶ追加タイムを逃げ切り、最終節に望みを繋いだ。

ひとこと

 絶対、初めの方ウェストハムはそんな必死じゃなかったよね。意地に着火したプレミアのチームは恐ろしい。

試合結果

2025.5.18
プレミアリーグ 第37節
ウェストハム 1-2 ノッティンガム・フォレスト
ロンドン・スタジアム
【得点者】
WHU:86′ ボーウェン
NFO:11′ ギブス=ホワイト, 61′ ミレンコヴィッチ
主審:サム・バロット

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