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「Catch up Premier League」~2025.5.19 プレミアリーグ 第37節 ブライトン×リバプール ハイライト

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三笘が起爆剤となり王者をホーム最終戦で撃破

 すでに大会の大勢は決していることを印象付けるスタートだった。どちらのチームもポゼッションベースでゆったりと。特にブライトンが非保持の場合はリバプールのバックラインにボールを持たせるカラーが強い。

 リバプールも広がるCBのところにCHが列落ちをして後方の人数を確保。ブライトンの中盤がスペースを開けることができれば、インサイドにパスを差し込むし、そうでなければ大きくサイドに振りながら攻撃を仕掛けていく。

 ブライトンの保持も同じくCBが広がりながらビルドアップをしていくが、縦に絞ってボールを奪うというリバプールのメカニズムに吸収されてしまい、カットされる。保持で押し下げていくスタンスはリバプールのほうが貫くことができた。

 先制点を得たのはリバプール。大きなサイドへの展開を引き取ったブラッドリーが相手を剥がしてスペースを作り出し、マイナスの折り返しをエリオットが沈めて先制する。

 ブライトンはサイドからのスピードアップにフォーカスすることで反撃に出ていく。バレバ、アディングラ、エストゥピニャンなどのタイプの違うドリブルは攻撃のいいアクセントになっていた。リバプールは後方に人数をかけるビルドアップからテンポを落としてスローに進めていきたい所存。

 保持の局面を増やしたブライトンは自陣からのビルドアップで同点。ウェルベックのポストの落としに合わせて抜け出したアヤリがゴールを簡単に陥れる。

 だが、終盤にリバプールも勝ち越し。セットプレーからの流れで右サイドからショボスライがゴール。おそらくはクロスを意識していたブライトンの守備陣は虚を疲れた格好だろう。リバプールがリードでハーフタイムを迎える。

 後半、追いかける立場となったブライトンはセットプレーからチャンスメイク。リバプールはこれに対してサラーを軸としたファストブレイクから得点のチャンスを狙っていく。ブライトンはこの流れに乗ってオープン合戦で応酬する。

 アリソン、フェルブルッヘンの両名のファインセーブで試合はスコアが動かない状況が続く。前半と打って変わってオープンな展開をものにしたものはブライトン。バレバのキャリーから左サイドに展開すると、三笘とウェルベックのコンビネーションから最後は三笘がボレーを放って同点に。

 さらにブライトンの左サイドは勝ち越しゴールまで。左奥をラインブレイクで取ると、ファーで待ち構えていたヒンシェルウッドがリードを奪う得点を決める。

 王者相手に堂々たる逆転勝ちを見せたブライトン。ホームラストゲームを華々しく飾った。

ひとこと

 後半のオープン合戦で殴り勝ったブライトン。三笘も見事な活躍だった。

試合結果

2025.5.19
プレミアリーグ 第37節
ブライトン 3-2 リバプール
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BHA:32′ アヤリ, 69′ 三笘薫, 85′ ヒンシェルウッド
LIV:9′ エリオット, 45+1′ ショボスライ
主審:アンディ・マドレー

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