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「Catch up AFC Champions League Elite」~2025.4.26 Quarter-final 横浜F・マリノス×アル・ナスル ハイライトレビュー

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相手と助けるミスを重ねて初戦敗退

 日本勢として初戦からサウジアラビア勢に立ち向かうことになった横浜FM。アル・ナスルとの一戦を乗り越えれば、後ろ側の山からはサウジ勢を締め出すことができる。リーグ戦では苦戦している横浜FMだが、大きなチャレンジに成功し、悪い流れを断ち切りたいところだろう。

 横浜FMは積極的なスタート。前からのチェイシングに出ていく。降りるロナウドをデンが咎めるなど前線のアクションにも躊躇なく前に出ていくことができていた。

 アル・ナスルはボールを持つことで試合をコントロール。GKと広がるCBから相手のプレスを横に広げると前進に成功。横浜FMはむやみにプレスに出ていく姿勢を見せた結果、キーマンであるブロゾビッチを簡単にフリーにしてしまうことに。

 押し込むことに成功したアル・ナスル。押し込んだ後の決め手という部分では欠けていたアル・ナスルだが、クロス対応がミスになったデンのプレーを見逃さなかったデュランがゴールを押し込む。

 展開としては先制点が入ろうとアル・ナスルがボールを持ち、横浜FMがカウンター狙いという構図自体に変化はない。しかしながら、先制された分横浜FMは縦に急ぐプレーが目立つように。早く縦に進んでいきたい姿勢を咎められてしまったのは山根。オーバーラップする松原から右サイドで攻め込むという選択肢があったにも関わらず、強引にインサイドで鋭いボールを裏に通そうという選択はギャンブル性が高すぎた感。

 案の定、パスを引っ掛けてしまうと、このカウンターから追加点を奪う。さらには3失点目のイルギュのパスミスも構図としては同じ。ハーフタイムまでに3点というセーフティリードを得る。

 後半も同じ構図から失点する横浜FM。またしても咎められた山根から4点目を決めてさらに突き放す。

 それでも横浜FMは意気消沈せずに敵陣にボールをキャリー。守備でソリッドさのないアル・ナスルの陣形に対して右サイドを軸に攻め込んでいく。そして細かいパス交換から渡辺がゴールをゲット。

 反撃に出ていきたいところだが、ゴールを決めた渡辺が73分に2枚目の警告で退場。これで万事休す。横浜FMは悪い流れを断ち切れず、初戦での帰国を余儀なくされることとなった。

ひとこと

 横浜FMの振る舞いは結構相手を助けてしまっていた感があった。

試合結果

2025.4.26
AFC Champions League Elite
Quarter-final
横浜F・マリノス 1-4 アル・ナスル
プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
【得点者】
横浜FM:53′ 渡辺皓太
ALN:27′ 49′ デュラン, 31′ マネ, 38′ ロナウド
主審:アデル・アルナクビ

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