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「Catch up AFC Champions League Elite」~2025.4.30 Semi-final アル・ヒラル×アル・アハリ・サウジ ハイライトレビュー

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宿敵同士のしばき合いはアル・アハリに軍配

 ファイナル1枠目を争う準決勝は同国対決。アル・ヒラルとアル・アハリのライバル対決となる。

 本来、短期決戦であれば消耗は避けたいはず。しかしながら、この両チームはバチバチ。実質オールコートマンツーのような高い位置からのプレスで互いにプレスでしばきあい。ワンツーで抜け出す選手を作ろうとするアル・ヒラルと、GKを絡めたポゼッションでボールを動かしていくアル・アハリはショートパスをベースに打開策を探っていく。

 打開策に辿り着いたのはアル・アハリ。左サイドからの打開で抜け出したガレーノがフィルミーノに先制点を供給。早々に試合を動かす。

 先制後もバチバチしたデュエルは続いていたが、やはり優勢だったのはアル・アハリ。アタッキングサードにスピーディーに入っていく機会は明らかに多く、アル・アハリ側のハイプレスが発動すると、ワンタッチでの雑なパスの繋ぎしかできないアル・ヒラルとは差があった。

 エンジンをかからないライバルを尻目にアル・アハリは追加点。またしても左サイドからスルッと抜け出したトニーが追加点。クリバリはケアが完全に甘くなってしまった。

 プレス耐性的には引き続きしんどいアル・ヒラルだが、プレスが緩めばなんとか左サイドを起点に反撃に出ることができる。ややごちゃっとしたところから抜け出したアル・ヒラルはアッ=ドーサリーの抜け出しから1点差に迫るゴールを挙げる。前半の終盤は接触が多く荒れ模様。互いに警告が出る中でハーフタイムを迎える。

 迎えた後半はリードしているアル・アハリがチャンスメイク。左サイドの抜け出しからゴールに迫り、先制攻撃でゴールに迫る。ハイライン破りでネットを揺らすシーンも作るが、いずれもオフサイド。ギリギリのところでアル・ヒラルは失点を回避する。

 一方のアル・ヒラルもサイドから縦に速い攻撃で一気に押し下げにかかる。縦に速い展開の応酬はオープンな状況を呼び込む。すると、ババを引いたのはクリバリ。2枚目の警告で退場し、アル・アハリは10人で戦うこととなる。

 4-4-1で一応構えるアル・ヒラルだが、オープンな展開の継続で数的不利の印象を打ち消しにかかる。だが、70分を境にやはりアル・アハリが攻撃の機会では優勢に。フィルミーノ、マフレズのシュートはネットを揺らせず、マフレズの速攻から得たPKもケシエが仕留めきれず。

 以降もチャンスを外し続けたアル・アハリ。何が起きても怖くない1点差の時間が続くが、97分にアル=ブライカーンが追加点を決めて決着。ライバル対決を制したアル・アハリがファイナルへの切符を掴んだ。

ひとこと

 割と完成度には差があった印象。R-16の時も思ったけども、アル・アハリはチャンスの割には仕留め切るのがやや遅い気もする。

試合結果

2025.4.30
AFC Champions League Elite
Semi-final
アル・ヒラル 1-3 アル・アハリ・サウジ
キング・アブドゥッラー・スポーツシティ
【得点者】
ALH:42′ アッ=ドーサリー
ALA:9′ フィルミーノ, 27′ トニー, 90+7′ アル=ブライカーン
主審:アドハム・マハドメ

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