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「Catch up FIFA Club World Cup」~2025.6.22 FIFA Club World Cup グループH 第2節 ザルツブルク×アル・ヒラル ハイライト

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重さが目立つスコアレスドロー決着

 序盤、チャンスを先に掴んだのはアル・ヒラル。ワンツーからサイドに抜け出したカンセロからクロスでチャンスを作り出す。

 しかし、これ以降はなかなか見所を見つけるのが難しい前半だった。どちらかといえば後方の保持が安定していたのはサリーしたネベスがバックラインに入るアル・ヒラルの方が安定していた気がするが、サイドの突破力は据え置き。押し込んだ後にこじ開けることができない。

 ただ、ザルツブルクも縦へのシャープさが見えてこない。ミドルゾーンにおけるトランジッションのチャンスにおいてもスピードアップができずにスローダウン。シャープさがないのはヒラルも同じで、こちらもカウンターにおける縦へのスピード感を出せないまま、試合が淡々と過ぎていった。

 クーリングブレイク以降もなかなか状況は変わらず。右サイド起点の突破に対して見事な対応を見せる場面もあったザルツブルクだが、ミドルゾーンにおいて厳しくヒラルのプレッシャーに遭うことでボールロスト。打開策が見えないまま、ヒラルにショートカウンターを浴び続けてしまうという苦しい展開が続くこととなった。

 前半の終盤はザルツブルクが押し込む場面もあったが、ヒラルが構築する人垣の前に有効打を打つことができず。試合はスコアレスのままハーフタイムを迎えることとなった。

 ザルツブルクは後半にシフトチェンジを敢行。3バックにしたことでボール保持の安定感を増幅し、前半の終盤に持って行かれていたアル・ヒラル側の主導権を引き戻そうとする。

 狙い通りにボールを持てるようになったザルツブルク。遅攻だけでなくベイドゥーの裏抜けなどで一工夫を入れることでテンポを作っていく。しかし、セットプレーの流れで作ったチャンスはブヌのファインセーブ。勢いに飲まれるのを守護神が防ぐ。

 ハイプレスに移行することでテンポを握ったザルツブルクだが、アル・ヒラルはロングボール主体にシフト。こちらはリスクヘッジすることで対抗する。

 なかなか試合が動かなかった一戦はそのまま幕を閉じることに。スコアレスドローで互いに勝ち点1を分け合う結果となった。

ひとこと

 重さが先行する試合だったかなというのが正直な感想。

試合結果

2025.6.22
FIFA Club World Cup
グループH 第2節
ザルツブルク 0-0 アル・ヒラル
アウディ・フィールド
主審:ウィルトン・サンパイオ

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