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「Catch up FIFA Club World Cup」~2025.. FIFA Club World Cup グループD 第3節 エスペランス×チェルシー ハイライト

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こじ開けた得点を元手に難なくミッション達成

 グループDはすでにフラメンゴの首位通過とロサンゼルスの敗退が決定。唯一残された未決事項が2位での突破チーム。その最後の未決事項解決に向けて突破をかけた直接対決となる。

 序盤からボールを持つのはチェルシー。グストが中盤に上がって絞ることでエンソを前に押し出す形の3-2-5でポゼッション。3バックから組み立てを探っていく。

 3バック、中盤に立つラヴィア、両WGは立ち位置を守り、他の選手はある程度流動性を持ったポジションニング。特に左サイドのハーフレーンを上下動するエンソには調整役としての役割が託されていたように見えた。

 3-2-5であればCFは位置固定をするチームもいるかもしれないが、デラップはサイドに流れることも許容。この辺りは特性に合わせてということだろう。ただ、左右のWGが左にマドゥエケ、右にデューズバリー=ホールと1人で行ってこいするには難しいキャラクターとサイド配置だったこともあり、チーム全体のバランスの取り方も含めてややサポートには苦心していた印象だ。

 エスペランスは縦に速いアクションで突き抜けるのは少し難しそうな所感。CFのジャブリに当てるポストから2列目が前を向くことができる形を作ることにフォーカス。敵陣に人数をかけて入れた時は即時奪回に出ていくことでチャンスを作りにいく。

 だが、チェルシーは落ち着いてこれをいなし、押し込む時間を作り出す。その甲斐あって前半の終了間際にゴール。セットプレーからアダラバイオがこじ開けに成功すると、続け様に左のハーフスペースのライン間で受けたデラップがうまく脱力しながらコースに流し込み追加点。わずか3分の間に2つのゴールを決めたチェルシーが前半で大きく突破に近づく。

 この2点を元手にチェルシーは後半も落ち着いたゲームメークを披露。前半と同じく3-2-5からワイドのCBからボールを動かして敵陣に入っていく。

 選手交代もこの先を見据えたものにシフトチェンジ。若手選手を続々と入れることでプレータイムの調整と投資を行っていく。

 PKとして取られたハンドをOFRで撤回されるなど3点目には恵まれなかったチェルシー。しかし、大枠として試合をコントロールすることに成功。仕上げをジョージが後半ATに仕留め、Round16への進出を難なく決めた。

ひとこと

 ゴールが生まれるまでがこの試合のアクティブだった時間帯だったと思う。

試合結果

2025..
FIFA Club World Cup
グループD 第3節
エスペランス 0-3 チェルシー
リンカーン・フィナンシャル・フィールド
【得点者】
CHE:45+3′ アダラバイオ, 45+5′ デラップ, 90+7′ ジョージ
主審:ヤエル・ファルコン

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