
初日はまたしてもお預け
前節はエミレーツで敗れるとことからスタートしてしまったポステコグルーのフォレスト。アウェイが続く日程ではあるが、相手が昇格組のバーンリーということであればここはきっちり勝ち点3が欲しいところだろう。
序盤はフォレストがボールを持つスタート。引いて受けるバーンリーの5-4-1に対して、1トップの周辺に起点を作ることで勝負をしていく。アーセナル戦では起用できなかったジンチェンコがその位置に入ることが多かった。CHは縦関係になり、推進力のあるルイスは前にガンガン入っていく形も。まずは新戦力の特性をテストしていたような立ち上がりだった。
先制点は早々にセットプレーから。二次攻撃をウィリアムズが叩き込んでわずか2分でゴールを生み出した。
以降もポゼッションは安定しているフォレスト。ただ、押し込み切ってしまうとアタッキングサードにおける崩しの精度は据え置き。中央をスムーズに繋ぐ場面もなくはなかったが多くはなく、オフザボールを活かしての崩しはまだテスト中と言えるだろう。
非保持においてはバーンリーにボールを持たせることを許容する慎重なスタート。マイナスのパスに対して、プレスラインを上げるアクションを見せるケースもあったが、枚数をがっちり合わせることはなく、個人的にはプレスの重心は想像よりも後ろだなという感じ。
3-2-5からの保持となるバーンリーは左サイドのフィードを軸にカウンターを狙うが、この左サイドの対角パスから同点ゴールをゲット。ジンチェンコが体を張るもクリアしきれず、試合を振り出しに戻す。
左サイドからリカバリーを図っていきたいフォレストだが、ジンチェンコは奮闘するものの効果的なボックス内への侵入までは至らず。逆にチャウナが直接FKを枠に当てるなどより得点の匂いが濃い展開だった。
後半、早々にチャンスを得たのはバーンリー。フォスターとアンソニーのロングボールからの繋ぎで一気にボックス内に入っていく。直後のハイプレスからのチャンスメイクも含めていい立ち上がりとなったバーンリー。シンプルなクロスのシーンも多かったが、クロスの精度自体は低くなかったため、それなりにフォレストの守備陣はめんどくさそうにはしていた。
フォレストは前半と同じく押し込んだところからのチャンスメイクに苦戦。なかなかチャンスらしいチャンスがないまま、時間だけが過ぎていく。30分過ぎても何も引き起こせなかったフォレストはカリムエンド=ムインガやジェズスといった新戦力を投入することで活性化を図る。
右サイドに入ったカリムエンド=ムインガと中央に入ったジェズスは押し込む展開におけるいいアクセントにはなった。勢いを取り戻すことには成功したフォレストだが、バーンリーを崩すまでには至らず。試合はドローでの決着となった。
ひとこと
早く初日が欲しいポステコグルー。昇格組が続く中でなんとか早く3ポイントを手にしたい。
試合結果
2025.9.20
プレミアリーグ 第5節
バーンリー 1-1 ノッティンガム・フォレスト
ターフ・ムーア
【得点者】
BUR:20′ アンソニー
NFO:2′ ウィリアムズ
主審:トーマス・ブラモール