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「Catch up Premier League」~2025.9.29 プレミアリーグ 第6節 エバートン×ウェストハム ハイライト

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ソリッドな仕上がりの予感

 第6節目にして、今季2チーム目の指揮を取ることとなったヌーノ。ポッター解任後、即時監督就任となったポルトガル人指揮官の初戦はマージーサイドからスタートすることとなる。

 ヌーノのチームはまずは4-5-1ブロックでミドルゾーンにブロックを構える。基本的にはコンパクトでニューカッスルが強豪相手に行うような5枚がフラットになる形状のものに近かった。

 エバートンにボールを渡しつつ、ボールを奪ったら素早く縦に進んでいくウェストハム。監督が交代してもサマーフィルの好調さは変わらないまま。スピードに乗ったら何人がきても止められない状況に引き込んでいく。

 エバートンは混雑している中央を迂回するようにサイドから進撃。ダブルチームがくるグリーリッシュで相手を引き寄せつつ、フリーのマイコレンコをいかすという形からクロスを入れていく。サイド攻撃ではデューズバリー=ホールのオフザボールも優秀。カウンター局面ではキャリー性能も高く、こちらも今季の好調さをアピールできているものと言えるだろう。攻撃を仕上げきれないベトもいつも通りと言えばいつも通りだ。

 時間の経過とともにウェストハムもポゼッションを増やしていく。2CBにウォーカー=ピータースやフェルナンデスなどがもう1枚として加わることが多く、LSBのディウフは押し上げて左サイドに上がることが多め。前線は裏に引っ張る動きが多く、エバートンのサイドに閉じ込めるアクションに対して、縦に逃げ道を作ることで対応する。

 ブロックに対してやや外に外に押し出していくようなエバートンの守り方にウェストハムはやや苦戦。フリーに動くマガッサの推進力は新鮮ではあるがなかなかこじ開けるまでには至らない。

 拮抗した展開の中で前半に唯一スコアに繋がったのはセットプレーのキーン。今節やたらと目立つセットプレーのゴールでエバートンがリードを奪ってハーフタイムを迎える。

 後半もエバートンは前半と同じくサイドからのポケット突撃で対応。ウェストハムは難なくスライドしながら相手を潰していく。

 ウェストハムもサイド攻撃に活路。左サイドのサマーフィル、ディウフの縦関係から一気に縦に進んでいく。ディウフはクロスの精度も高さも見せており、才能の豊かさを見せつけるパフォーマンスとなっている。

 その左サイドのディウフの推進力を活かした突撃からウェストハムは同点。スライドしてきた2人のDFを抜き去ってあげたクロスは最後にボーウェンのゴールに繋がった。

 強度が落ちないまま最後まで攻め続けたウェストハム。耐えながらATにガーナーのミドルでアレオラを脅かしたエバートンも食らいついていった。試合はドロー決着。勝ち点1を分け合う結果となった。

ひとこと

 ウェストハム、ソリッドなチームに仕上がっていきそうな予感。

試合結果

2025.9.29
プレミアリーグ 第6節
エバートン 1-1 ウェストハム
ヒル・デッキンソン・スタジアム
【得点者】
EVE:18′ キーン
WHU:65′ ボーウェン
主審:サム・バロット

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