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「Catch up J1 League」~2025.9.23 J1 第31節 京都サンガF.C.×FC町田ゼルビア ハイライト

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文字通りの痛み分け

 首位の鹿島を追いたい両チームの一戦。やや鹿島が走りつつある状況において、なんとか上位に食らいつくために3ポイントが欲しい両軍である。

 序盤は互いにロングボールの応酬。京都は前線に張る原をターゲットにガンガン長いボールを入れていく。スローインでも相手を背負うエリアスに当てるなど縦に進んでいくイメージが強くある展開だった。

 一方の町田も左右に動く藤尾がロングボールを引き出していく。動きながらターゲットになる藤尾と右サイドで立ち位置を守りながら長いボールに競り勝つことができる望月によって、町田は長いボールを引き出していく。

 長いボールのやり合いとなった展開において先制したのは町田。ロングスローをきっかけにエリア内に迫っていくと、セカンド回収した中山のミドルの跳ね返りを岡村が仕留めてゴール。比較的早い時間にスコアを動かす。

 京都は失点の前後でやや流れを掴みきれないところが多かった。プレスはやたらと強引ですれ違ってしまっていたし、手数をかけたサイド攻撃はなかなかクロスを上げることができない。原と対面した昌子は川崎戦での反省を生かすようなデュエルの強さで起点作りを許さなかった。

 そうなると、エリアスがサイドに流れてくるようになる京都の攻撃。ボックス内からストライカーがいなくなってしまう状況となり、この動きもなかなか京都の手助けとは言えない形であった。

 後半もロングボールの応酬となった立ち上がり。アバウトな展開の中で先に仕掛けたのは町田。マンツー気味のハイプレスで敵陣からひたすら追いかけまわしにいく。

 だが、このプレスは空転。京都は福田の横ドリブルや武田、ペドロのサリーなどスキルや構造を活かしながら、ハイプレスを回避していく。

 押し込む頻度が増えた京都はPKを獲得。望月がアクシデンタルに振り上げた足が相手を刈ってしまった。だが、このPKは谷によってストップ。大ピンチの中でリードを広げる。

 3人交代で前線を総入れ替えした町田はPK阻止から流れを取り戻していきたいところ。しかしながら、交代したアタッカー陣がアクセントになれず、京都に押し込まれる展開が止まらない。

 すると、後半AT。オフザボールで動き回っていた佐藤が再びPKを獲得。先ほどの望月を見ていなかったような沼田の軽率なハイキックでこの日2回目のボックス内でのファウルを献上してしまう。

 追いついた京都はさらにゴールまで攻め立てていくが、ラストプレーとなった山田のFKは惜しくもクロスバー。試合は痛み分けで幕を閉じることとなった。

ひとこと

 町田のハイプレス→前線総入れ替えは逆噴射感があった。

試合結果

2025.9.23
J1リーグ
第31節
京都サンガF.C. 1-1 FC町田ゼルビア
サンガスタジアム by kyocera
【得点者】
京都:90+3′(PK) 原大智
町田:16′ 岡村大八
主審:飯田淳平

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