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「Catch up FIFA World Cup Qatar 2026 European qualifiers」~2025.9.9 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 欧州予選 グループK 第6節 セルビア×イングランド ハイライト

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最大の山場も問題なし

 グループで言えばイングランドの次点と目されるセルビアとの一戦はトゥヘルにとっては最大の試練となるだろう。予選の山場と言える一戦に対して、イングランドは前節からややメンバーを入れ替えながら勝負に出る。

 セルビアのフォーメーションは5-4-1。ややラインは高いとはいえ、後ろに重いフォーメーションは前節対戦したアンドラと同じ。イングランドは自由にボールを持てるスタートとなった。

 序盤はアンドラ戦で好調だった右サイドから。マドゥエケの突破とジェームズのクロスというチャンス構築に繋がったパターンから仕掛けていく。サイド攻撃にはケインが積極的にサポートに入るなど枚数をかけることでチャンスを作る。

 セルビアは一時的に陣地回復に成功する時間帯があったが、全体の重心が上がることでイングランドが逆にスピードアップして攻め込むスペースを作らせてしまった感があった。ロジャーズの反転、マドゥエケの加速からさらにイングランドはクリティカルなチャンスを作る。

 押し込んだところからセットプレーで先制したイングランド。ケインがヘッドで叩き込んで先制。続いてカウンター気味に加速したマドゥエケが追加点として嬉しい代表初ゴールを決める。お膳立てをしたのはロジャーズだ。

 追いかけることとなったセルビアは後半に2枚交代を敢行。イングランドを押し返しにいく。しかし、後半も主導権はイングランド。右のマドゥエケからのクロスからチャンスを作り続けていく。

 ゴードンのミドルシュートからのこぼれを押し込んだ3点目で試合は実質終了。以降はイングランドもあまり展開を制御する気はなく、だらっとオープンであまり緊張感を感じない試合となった。

 そうした中でミレンコヴィッチがDOGSOで一発退場。3点のビハインドとなったセルビアはさらに窮地に陥る。そんなセルビアを尻目にイングランドはさらに2得点。特に5点目を決めたラッシュフォードのエネルギッシュさは試合に緊張感を取り戻した感があった。 

 予選屈指の難所も問題なし。イングランドが本戦に向けて邁進する勝利を手にした。

ひとこと

 イングランドがサイド攻撃で延々と殴ることがセルビアにとってボディブローのように効いていた。

試合結果

2025.9.9
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
欧州予選 グループK 第6節
セルビア 0-5 イングランド
スタディオン・ライコ・ミティッチ
【得点者】
ENG:33′ ケイン, 36′ マドゥエケ, 52′ コンサ, 75′ グエーイ, 90′(PK) ラッシュフォード
主審:クレマン・トゥルパン

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