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「Catch up Premier League」~2025.10.25 プレミアリーグ 第9節 ブレントフォード×リバプール ハイライト

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畳みかけきれずに逃げ切りを許す

 ミッドウィークにフランクフルトに勝利したことでようやく公式戦の連敗を止めたリバプール。次に止めるべきはプレミアリーグの連敗。難所であるブレントフォードのホームスタジアムでミッションに挑むこととなる。

 試合はリバプールの保持からスタート。低い位置で相手を動かしていくというよりは立ち上がりは右サイドへのフィードを軸とした縦に早い展開から仕掛けていく。しかしながら、ややママルダシュヴィリのフィードの質がついてこずにイマイチ刺さりきらない。

 一方のブレントフォードはアバウトに裏にボールを蹴りつつ、敵陣で奪ったスローインからカヨーデのロングスローで一気にボックス内に迫っていく。この攻撃は早々に刺さり先制点。ミドルゾーンから一気にボックス内を覗く形を作ると、ワッタラがゴールを仕留めて先制する。

 以降はリバプールの保持と軸として試合は展開。ブレントフォードはきっちりと低い位置で組むことで中央にもサイドにも枚数をかけながらリバプールの攻撃を封鎖する。

 スモールスペースの攻略を余儀なくされたリバプール。CFのエキティケの柔らかいポストから決定機を迎えたヴィルツというシーンは試合を振り出しに戻すチャンスだったが、このシュートは枠外。ようやく辿り着いた機会をものにすることができない。

 逆に30分前後からはブレントフォードが力を握る。チアゴという囮を活用したシャーデのロングボールの引き出し方など、前進は多様化。押し込んだところからダムズゴー起点の崩しやミドルなどから敵陣に迫っていく。リバプールの守備はやや場当たり的で後手に回るシーンが目立つ。

 押し込む機会が多くなったリバプールとカウンターのシャープさで勝負するブレントフォード。前半のうちにスコアに繋がったのはブレントフォード。ダムズゴーのタメから抜け出したシャーデが完全にコナテを置いていき、ママルダシュヴィリとの1on1を制した。

 しかし、リバプールはHT前に一点差に。右サイドをあっさりと破ると、エキティケを隠れ蓑としてボックス内に飛び込んだケルケズが丁寧にボックス内に押し込みHT直前ラストプレーで点差を縮めた。

 後半、リバプールは選手交代に踏み切らない選択。3トップがナローに絞り、大外をSBにまかせる形でボックス内に人を手厚く用意する。だが、リバプールは自陣でのファン・ダイクの軽率なPK献上でリードを広げられることに。2点を負う状況に逆戻りしてしまう。

 3枚の交代で押し込むフェーズに入るリバプール。押し込むところまではいくのだが、その先がアバウトなクロスなど成功率が低いプレーに終始してしまっている感があり、なかなかゴールに近づく動きが出てこない。

 89分にサラーが1点を掴んだのはハイプレスから。ここから畳み掛けていきたいところだったが、むしろそこから近かったのはブレントフォードの4点目。追加の追加、100分に近づいてから再び人数をかけて勝負をしていくが、なかなか仕留めきれない。

 試合はそのまま終了。前半のように追加タイムにネットを揺らすことは許さなかったブレントフォードが逃げ切りを決めた。

ひとこと

 ガップリ組んでブレントフォードの方が上だったかなという試合だった。

試合結果

2025.10.25
プレミアリーグ 第9節
ブレントフォード 3-2 リバプール
G-techコミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:5′ ワッタラ, 45′ シャーデ, 60′(PK) チアゴ
LIV:45+5′ ケルケズ, 89′ サラー
主審:サイモン・フーパー→ティム・ロビンソン

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