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「Catch up UEFA Champions League」~2025.9.16 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第1節 トッテナム×ビジャレアル ハイライトレビュー~

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享受した幸運を手放さない

 CLの舞台に帰ってきたビジャレアル。開幕節はトッテナムのホームに乗り込んでの一戦に挑む。ユナイテッドとの一世一代の大勝負を制し、この舞台の切符を掴んだイングランド6チームの一角が新フォーマットのCLの初戦に臨む。

 序盤はロングボールの応酬となったこの試合。長いボールを前線に放り込みながらボールを動かしていく。この様子見のフェーズでトッテナムは先制。右サイドからの旋回でフリーとなったリシャルリソンがとりあえずボックス内に入れてみたクロスをジュニオールがオウンゴールを許してしまう。

 失点をしたところで試合はゆったりとしたポゼッションを行っていく。サイドをゆったりと広げる形から少しずつボールを動かす。一方のビジャレアルもサイド攻撃からリカバリーしていく。

 相手の攻撃のところを咎めたところからカウンターで勝負を仕掛けていくなど、隙を見せた状況を咎めていきたい両チーム。ビジャレアルはトッテナムのアンカー脇を起点として2トップ+ペペでカウンターを打つが、ブキャナンがシュートをミートできず。

 しかしながら、トッテナムのCBのカウンター迎撃は見事。ロメロ、ファン・デ・フェンによってビジャレアルのカウンターはきっちりと止められる。

 また、オープンな状況における馬力もトッテナムが有利。カウンターからクドゥスのキャリーによって一気に押し下げていく。カジュアルな前進からの押し下げ→ミドルシュートという形から少しずつチャンスを作っていく。右サイドからのシンプルなクロスを挟むのもジュニオールにとってはめんどくさい状況ではある。

 状況を打開できないビジャレアルは後半頭からハイプレスでのスタート。サイドに追い込んでのボール奪取に成功体験を携えて敵陣に侵入していく。

 自陣からはフォイスのキャリー、ぺぺのサイドアタックなどより静的な局面においてもビジャレアルは打開策を探っていく。しかし、中央もサイドもきっちり封鎖するトッテナム。CB陣の奮闘もありなんとか防衛を続ける。

 ビジャレアルは徐々に高い位置でのボール奪取の成功の頻度を上げていく。わずかに枠をとらえなかったペペのシュートなど、カウンターは得点の現実味を帯びてくる。シャビ・シモンズは警告2枚目ギリギリの対応を見せるなど、トッテナムは危うい状況に追い込まれる。それでも、プレッシングを高い位置から敢行するなど前向きな守備への姿勢をキープする。

 ミカウタゼのカウンターはファン・デ・フェンの警告を引き出すなどあと一歩のところまで辿り着いたが、ボックスのわずか手前で手にしたFKは枠外に。最後はローラインで防衛に成功したトッテナムは逃げ切り達成。重要なホームでの開幕戦を制した。

ひとこと

 オウンゴールでラッキーな形で先制点は入ったものの、そのリードをキープするというミッションにおいては無事に遂行。トッテナムが変なことをしなくなった印象がある。

試合結果

2025.9.16
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
トッテナム 1-0 ビジャレアル
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:4‘ ジュニオール(OG)
主審:ラデ・オブレノヴィッチ

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