
見せつけた格の違い
アウェイでインテルに挑む立場のスラビア・プラハ。第1節と同じように高い位置からのプレスで追い込みに行く。しかし、相手はインテル。ワンサイドカットから追い込もうとするスラビア・プラハのプレスを交わす形でポゼッションを敢行する。
ゆったりとボールを持てるようになったインテルはバックラインからのキャリーで安定した前進。一方的なポゼッションからボールを動かしていく。チャルハノールがポジションを落とし、サイドの押し上げを敢行。大外を軸に前進をしていくとCFに斜めのパスを差し込む。深さを取れるテュラムとラウタロ・マルティネスは深さを作りながら反転かポストで攻撃を繋げていく。
スラビア・プラハも後方でボールを動かしながら、ポゼッションを行っていこうという姿勢は見えたが、ここを咎められるところで失点まで。ラウタロのハイプレスを前にパスを押し付けられたスタニェクが咎められて先制点を献上してしまうことに。
リカバリーをしたいスラビア・プラハがロングボールやハイプレスからリズムを作っていきたいが、インテルにはそれをひっくり返す形。右サイドに長いボールを当てることで陣地回復をするが、そのサイドからひっくり返されることでインテルに逆にチャンスを与えることに。ディマルコを駆け上がるトランジッションはスラビア・プラハに刺さっていた。左サイドで大外を取る橋岡からは縦に行けないので右サイドフォーカスは仕方ないところだけども。
インテルは左サイドからの奥行きで追加点。先制ゴールの4分後に左に流れるテュラムからの折り返しをダンフリースが仕留めてリードを広げる。
後半、スラビア・プラハは前線の入れ替えを敢行。間髪入れずにWBに前節ゴールを決めたムボジを入れることでさらに攻撃力を高めていく。
インテルはシャープなカウンターで対抗する後半の立ち上がりだったが、徐々にゆったりとテンポを落とす。左サイドからの奥行きを作るボールの動かし方でスラビア・プラハを脅かすとこの形からラウタロが追加点。このゴールで試合を決めたと確信したインテルは4枚交代でプレータイム管理に移行する。
残りの時間も危なげなく逃げ切ったインテル。今節も無失点で連勝スタートを飾った。
ひとこと
明らかに力の差があった試合だった。
試合結果
2025.9.30
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第2節
インテル 3-0 スラビア・プラハ
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
【得点者】
INT:30‘ 65′ ラウタロ・マルティネス, 34’ ダンフリース
主審:クリス・カヴァナー
