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「Catch up UEFA Champions League」~2025.11.5 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第4節 マンチェスター・シティ×ドルトムント ハイライトレビュー~

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CLも順調に軌道に乗る

 序盤戦こそややスローなスタートとなったが、ここに来てギアを上げている感があるシティ。ドルトムントとのホームゲームを制することができれば、CLも完全にストレートインに向けた軌道に乗ると考えていいフェーズに入っている。

 だが、序盤にボールを持ったのはドルトムント。ベンセバイニとリエルソンをSBとする4バック的な振る舞いからポゼッション。左サイドはバイアーとスヴェンソンがベンセバイニの前の幅取り役を交互に行うことで相手の守備基準を乱しにいく。

 対角のパスから幅を取る攻撃を見せつつ、インサイドにパスを差し込むことも忘れないドルトムント。安定した組み立てから序盤はシティを押し込んでいく。

 しかし、10分もしないうちにシティはポゼッションからのリカバリーに成功。ストーンズを1列前にあげる3-2-5的な変形からゴールを動かしていく。押し下げていきながら、横パスからのわずかな隙でフォーデンがミドルシュートを打つ形でスタートする。右の大外ではサヴィーニョがバックドアからファストブレイクを牽引するなど、この日の攻めはやや右サイドが目立った感があった。

 その右サイドからシティは先制点をゲット。ライン間で浮いた隙からフォーデンが素晴らしいミドル。シティの右サイドのローテーションにより、ドルトムントは左の守備ユニットが間延びしたものになってしまい、フォーデンへの寄せが間に合わなくなってしまった。

 シティはその後も順当に追加点。ハーランドの反転などから順当に加速する。決め手になったのは左サイドのドク。ドリブルから見事な追加点を演出する。

 反撃に出たいドルトムントはアデイェミの突破からチャンスメイク。ハイプレスから少しずつテンポを掴み攻撃の機会を増やしていく。だが、ドンナルンマを真に脅かすシーンは限定的。前半最後のギラシの反転シュートも枠を捉えることができなかった。

 後半、ハイプレスに出てくるドルトムントをシティがいなす形でスタート。幅を使った攻撃からWGの1on1で冷静に優位を作っていく。すると、1点目と同じような瞬間的な隙を逃さないフォーデンのミドルが炸裂。シティはリードをさらに広げる。まさにこの日のフォーデンは大暴れ。左のハーフスペースの突撃からもチャンスを作っていく。

 一気に選手交代を敢行することで流れを取り戻しにいくドルトムント。アデイェミのミドルを皮切りにテンポを掴むと、立て続けの攻撃のターンから一矢報いることに成功する。

 だが、少しずつシティがなだらかにペースを取り戻すと後半追加タイムにチェルキが4点目。最後はドルトムントをもう一度突き放すことで力の差を見せたシティが勝ち点をさらに積み上げる結果となった。

ひとこと

 この日はフォーデン、とにかくキレキレだった。

試合結果

2025.11.5
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第4節
マンチェスター・シティ 4-1 ドルトムント
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:22′ 57′ フォーデン, 29′ ハーランド, 90+1′ チェルキ
BVB:72′ アントン
主審:シモン・マルチニャク

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