
サッカーの怖さを知る
序盤は長いボールをお互いに入れる展開。ロングボールを生かしながら攻撃の形を模索する。保持の形を見つけた感があったのはコペンハーゲン。左右に散らしながら長いボールを入れる機会を伺うなど、ロングボールを入れる下準備を行う。サリーで守備の基準をずらしながら、幅を使った展開でダダソンが決定機を迎える。
フィードの質の高さを見せたと言えるのは鈴木だろう。右サイドから左に持ち変える格好でのフィードからカイラトの背後を狙うアクションでのフィードで難しい対応を強いる。この鈴木のフィードからコペンハーゲンは先制ゴールをゲット。対角パスで左サイドに展開すると、ここのサイドの打開からゴールを決める。
このゴール以降も鈴木のフィードは冴えており、コペンハーゲンは主導権を継続して確保。引き続きポゼッションからカイラトの守備に穴を開けさせてチャンスを作っていく。
反撃に出たいカイラトではあるが、なかなか前進のきっかけを掴めずに苦戦。ロングボールの受け手が時間を生み出すことができなかった。
後半、カイラトは守備を高い位置から敢行。ややラインが下がってしまっていたところを巻き直し、リスク覚悟で高い位置から追っていく。しかしながらボールを奪った後はなかなかインサイドにボールを差し込むことができない状況は同じ。縦パスをスムーズに差しながら攻撃を進めていくコペンハーゲンとはチャンスメイクのところでかなり差があった状態だ。
順調に試合を運ぶコペンハーゲンは右サイドのハーフスペースアタックからハンドでPKを獲得。このPKを決めてリードをさらに広げる。
引き続き右サイドからチャンスを作るコペンハーゲン。試合の主導権を完全に握ると73分に左サイドからシルバがカットインからシュートを決めて3点目。
だが、このゴールで決まったかと思われた試合は80分を過ぎたところから急変。GKのミスからサルバエフにゴールをプレゼントすると、ここから一気にカイラトはペースを握る。90分にはハイベックのゴールで1点差に迫る。
こうなるとコペンハーゲンに試合のハンドリングは不可能。ただ、カイラトも無駄なファウルを犯してしまうなど、余計な時間を生み出してしまいチャンスを作ることができなかった。結局試合はそのまま終了。なんとか冷や汗をかきながらコペンハーゲンが逃げ切りに成功した。
ひとこと
一つのプレーで完勝の試合が一変。サッカーの怖さを感じた90分だった。
試合結果
2025.11.26
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第5節
コペンハーゲン 3-2 カイラト
パルケン・スタジアム
【得点者】
COP:26′ ダダソン, 59′(PK) ラーション, 73′ シルバ
FCK:81′ サルパエフ, 90′ バイベック
主審:ニック・ウォルシュ
