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「Catch up Premier League」~2025.11.2 プレミアリーグ 第10節 マンチェスター・シティ×ボーンマス ハイライト

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真っ向勝負を制して「元に戻る」

 首位のアーセナルを追うポールポジションに立っているのは現在ボーンマス。彼らがここに立っているのは前の週にシティが勝ち点を落としたから。シティにとってこの試合はそのポールポジションを取り返すための一戦ということとなる。

 ボーンマスはいつも通りに高い位置からのプレスでスタート。敵陣でのボール奪回に成功すると、そのまま横断からいきなりクルーピがネットを揺らすがこれはオフサイド。それでも攻守に積極性を出し続けて、シティのビルドアップを阻害する。 

 シティはこのハイプレスをどのようにいなせるかの勝負。左サイドのドクとオライリーはレーンを細かく変えながら敵陣に。高さも微妙に捕まえにくい形でボーンマスのSHを翻弄する。

 もう1つの武器になるのは当然ハイラインを一発で破れるハーランド。先制ゴールはこちらの攻略法をベースにしたもの。引く位置まで下がるアクションを釣りとして使い、。一気にゴールまで。降りるアクションの状態で「出る!」というタイミングを対面のディアキテに先手を打って敢行することで一手先に前に出ることができたシーンだった。

 この場面のように前に出ていく意識の強いボーンマスに対して、ハーランドの一撃というのは致命的になりかねない。セットプレーで追いついたボーンマスだったが、シティは直後にも早い展開から延々とチャンスを作り出していくこととなった。

 一時期は追いついたボーンマスだったが、すぐにシティは勝ち越しに成功。前半の内にシティは強気のボーンマスの姿勢を打ち砕くことでリードを生み出し、ハーフタイムを2-1で折り返すことに。

 後半も試合の展開は変わらず。主導権を握っているのはシティ。速い攻撃においてはハイライン破りのハーランド、ゆったりとした展開においてはSHのファジーなポジショニングから相手にズレるギャップを埋める作業を押し付けることで、緩急を付けながら主導権を握っていく。

 後半15分のオライリーのゴールは試合を決着させる一撃。相手が捕まえるのを遅れたタイミングを逃さず、ボールをコントロールしながら足を広げさせてシュートを仕留めるコースを見つけるという形で見事に打ち抜いて見せた。グバルディオル然り、シティのレフトバックは非常にフィニッシュの精度が高いことを示す得点だった。

 真っ向から向かってくるボーンマスを見事に撃退したシティ。2位の座に戻り、首位のフォロワーとして立場を見事に取り戻した。

ひとこと

 こういう向かってくる相手を吹き飛ばせるだけの馬力がきっちりと備わっていることを感じさせる勝利だった。

試合結果

2025.11.2
プレミアリーグ 第10節
マンチェスター・シティ 3-1 ボーンマス
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:17‘ 33’ ハーランド, 60‘ オライリー
BOU:25’ アダムス
主審:アンソニー・テイラー

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