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「Catch up Premier League」~2025.11.8 プレミアリーグ 第11節 エバートン×フラム ハイライト

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淡白さが際立つ相手を置き去りに

 立ち上がりにボールを持つのはエバートン。バックラインにはプレスにいかないフラムに対して、エバートンは後方からの組み立てを敢行。左右にボールを動かしながらビルドアップをしていく。DFラインはSBが低い位置にポジションを取りつつ、前線と中盤で上下動しながら奥行きを作り出していく。

 エバートンは左右の深いところからチャンスメイク。右サイドからのシンプルなクロスや、左サイドからの横パス→裏パスで抜け出しを作ったりなどバリーに懸命にシュート機会を与えにいく。だが、これをバリーは仕留めることができなかった。

 フラムはエバートンに比べると前進に苦しんでいる感があった。ライン間で前を向くことができれば、スピードアップはできるが、それはエバートン側も同じ条件。保持でボールを持たしてもらった時にプラスアルファを作り出すことができず、なかなかボックスに迫ることができない。

 一時期はフラムにボールを持たれることを許していたエバートンだったが、30分前後に再び持ち直しに成功。一方的に押し込みながら左右からクロスを入れていく。度重なるオフサイドに見舞われてなかなかゴールを揺らすことができなかったが、前半の追加タイムにようやく先制点。ターコウスキの高さを生かしたところからの混戦で最後はゲイェが押し込んで仕留める。試合はそのままハーフタイムに。エバートンは1点のリードを手にして前半を終えることとなった。

 後半、逆転を狙うフラムはポゼッションで後方を3枚にすることで少しずつ保持の割合を増やしていく。エバートンはややラインが下がりながらもコンパクトな陣形をキープする。

 エバートンは保持に回ればきっちり押し込むフェーズまでたどり着くと、前半と同じようにセットプレーを駆使してゴールに向かっていく。ネットを揺らすシーンはやたらとあったが、後半もオフサイドで取り消されるなどバタバタしながらなんとか無失点が続くことに。

 チャンスが少ない均衡した展開となったこの試合。なかなかチャンスが巡ってこない中で再び試合を動かしたのはセットプレー。キーンの見事な一撃で試合は事実上決着したと言えるだろう。

 フラムは2点をリカバリーしなければいけない展開にも関わらず、なかなかギアアップできず。エバートンの方がまるで点をとりにいっているのかな?と思うくらい押し込みながら相手のブロック崩しにトライしていた。

 試合はそのまま終了。一度手にしたアドバンテージが揺るぐことがないままエバートンが勝利を収めた。

ひとこと

 先制してからは非常に淡白なフラムだった。

試合結果

2025.11.8
プレミアリーグ 第11節
エバートン 2-0 フラム
ヒル・ディッキンソン・スタジアム
【得点者】
EVE:45+4′ ゲイェ, 80′ キーン
主審:アンディ・マドレー

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