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「Catch up Premier League」~2025.11.9 プレミアリーグ 第11節 クリスタル・パレス×ブライトン ハイライト

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ダービーらしいスコアレス

 ともに長い期間プレミアに定着し、当事者だけでなく他チームのファンにとってもお馴染みになってきたM23ダービー。こういう呼称はない説もあるが、個人的には楽しみにしているマッチアップの一つである。

 観る側がどう捉えるかは別として立ち上がりから繰り広げられた光景はダービーらしい激しさそのもの。立ち上がりだろうと構えて受けることが多いパレスが右サイドを軸に片上げの形から前プレスに出て行ったことがこの試合を特別なものとして捉えている何よりの証拠だろう。

 ただ、積極的な守備を攻撃は上回った感がある立ち上がり。ブライトンは好調のラターとウェルベックがライン間に陣取って起点となり、一気に畳み掛け。前進に成功したところからゴメスが決定機を作り出す。

 一方のパレスの保持でも攻撃優位の構図は同じ。表に裏にボールを引き出すサールを起点に縦に速い攻撃に右の大外のムニスが絡むいつもの形からゴールを捉えるシュートを打つ。

 だが、両軍のGKはともに枠内シュートをシャットアウト。チャンスが多く縦に速い展開をGKが堰き止めるという見応え十分な立ち上がりとなった。

 時間経過とともに優位に立ったのはどちらかといえばパレス。高い位置で止めることに成功しつつ、敵陣でのプレータイムを増やしていく。

 押し下げる局面が安定しなかったブライトンはゴメスが奮闘。相手に体を当てながらライン間でボールをキープしつつ、展開を前に押し進めていく。

 後半の頭はややオープン。右サイドからのクロスにゴメスが合わせる形を狙っていたブライトンが先にチャンスを迎える。

 対するパレスはゴリゴリと前進。前半同様に前線のキープ力を活かす形で時間を作っていく。ブライトンもゴリゴリしていたが、パレスの左サイドはミンテとラターのコンボによく我慢していた感がある。カンヴォはプレミア初先発の重圧を見事に跳ね返すプレーだったと言えるだろう。

 終盤は体力面でややパレスが優位。ピノが入った左サイドが活性化すると、大外のミッチェルを活用したクロスからボックス内に迫っていく。

 しかし、どちらもゴールをこじ開けることはできず。試合はスコアレスのまま幕を閉じることとなった。

ひとこと

 スコアレスだけども見応えのあるいいダービーだった。

試合結果

2025.11.9
プレミアリーグ 第11節
クリスタル・パレス 0-0 ブライトン
セルハースト・パーク
主審:ティム・ロビンソン

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