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「Catch up Premier League」~2025.11.9 プレミアリーグ 第11節 ノッティンガム・フォレスト×リーズ ハイライト

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交代が就任後初勝利を生み出す

 3回目の監督交代もここまでは即効性がある形にはなっていないフォレスト。ホームで迎える残留のライバルとの一戦は必ず仕留めたいところだろう。

 ともにバックラインからボールを動かす形でのスタートだった両チーム。まず、フォレストはサヴォーナがCBに加わる3バックでのスタート。前線はジェズスをトップとして、シャドーにギブス=ホワイトとエンドイェが入るかのような形に変化。トップのポストプレーにシャドーが呼応するような形で試合を組み立てていく。

 一方のリーズの保持は全体的に後ろに重ため。相手のブロック守備の手前にIHがおろして保持を安定化させる。後ろ重心である分、ビルドアップに安定感はあったが、その分ライン間のスペースはない状態。サイドに迂回しながら奥行きを出すことでなんとかその形を補っていた感がある。

 先にチャンスを迎えたのはフォレスト。セットプレーからチャンスを迎えるが、この決定機はGKのペリによって防がれる格好に。このピンチを凌いだリーズはヌメチャが先制ゴール。起点としては悪くないが、仕上げ役としては物足りないキャルバート=ルーウィンに代わって先発に入ったCFが早速結果を出す。

 しかし、フォレストはすぐに反撃。右サイドに流れながらのジェズスの起点作りにエンドイェとサヴォーナが答えてゴール。最後は中盤から攻め上がったサンガレが結果を出す。

 以降は交互にポゼッションを行いながらターン制の攻撃を繰り広げていく。ジェズスが深く裏に走ってボールにキープをするフォレストに対して、リーズは外循環から奥をとる形で警告を受けているムリージョに厳しい対応を強いる。それぞれの攻撃の方法からチャンスを探っていく前半だった。

 後半も流れは同じ。左右に流れるジェズスとギブス=ホワイトにWGが絡むことで攻撃を活性化するフォレストに対して、相手のブロックの手前で枚数をかけてビルドアップの安定化→外循環からのチャンスを作っていくリーズという構図だった。

 均衡している流れを変えたのは大胆な3枚の選手交代だろう。サイドアタックに新しい風を吹かせたハッチンソンがギブス=ホワイトのゴールを演出。選手交代が奏功し、この試合で初めてフォレストがリードを奪う。

 アタッカーを投入することでこの状況を打開したいリーズ。だが、受けに回ったところで逆にパワープレーに出た弊害が。アシストで勢いに乗るハッチンソンとのマッチアップは本職がSHのハリソンにはやや厳しかったように思う。ここのマッチアップから得たPKでフォレストは試合を決める3点目を仕留める。

 ダイチはこれで就任後初めてのリーグ戦勝利。先制されながらもなんとか逆転で勝ち点3を引き寄せて、本拠地のファンに久しぶりの歓喜を届けた。

ひとこと

 交代が流れを引き寄せた。

試合結果

2025.11.9
プレミアリーグ 第11節
ノッティンガム・フォレスト 3-1 リーズ
ザ・シティ・グラウンド
【得点者】
NFO:15′ サンガレ, 68′ ギブス=ホワイト, 90+1′(PK) アンダーソン
LEE:13′ ヌメチャ
主審:ジャレット・ジレット

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