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「Catch up Premier League」~2025.11.22 プレミアリーグ 第12節 フラム×サンダーランド ハイライト

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らしくない粘り強い流れ

 プレミアリーグは上位だけでなく下位チームも混戦模様。アストンビラをはじめとして序盤戦に苦戦を強いられていたチームが徐々に上り調子になっている中で、まだ浮上の気配が見えないフラムには焦りが募っている。今節の相手はサンダーランド。首位相手の勝ち点奪取で自信を深めている昇格組との一戦だ。

 序盤からボールを持つのはフラム。サンダーランドはサイドに追い込むようなプレスを仕掛けていこうとするが、フラムは左右に動かしながらをこれを回避し、逆にサイドに押し込んでいく。

 サンダーランドの攻撃はよりシンプル。GKからの左サイドへのロングボールで陣地回復する。逆サイドからは大外を取ったところからヒュームのハーフスペース突撃を行っていくなど、サイドの先にチャンスを繋げていく。

 ただ、サンダーランドがサイドから押し上げてくるタイミングはフラムにとってはカウンターのチャンス。ウィルソンが推進力を見せたところからシュートまで持っていくなど、縦に鋭い攻撃においては優勢という状況。押し込むフェーズをきっちり作るところと、手早く攻めるところの両面でフラムが主導権を握る立ち上がりとなった。

 しかしながら、フラムはなかなかゴールまで進むことができずに苦戦。ケビンが抜け出したところから決定機を迎えるなど、チャンスがないことはなかったが、限られた機会でボールタッチが足につかずに完全にフイにしてしまう。

 バッシーのところはやや攻守に不安定なところもあったが、それ以外は安定した試合運びを見せたフラム。だが、スコアはついてこず。スコアレスのままでハーフタイムを迎える。

 後半もフラムはポゼッションから左右に揺さぶる形でスタート。延々とサイドから押し込むことでブロック攻略からきっかけを探っていく。

 サンダーランドは後半15分を過ぎたところから徐々にリカバリー。ジャカを起点に左右に揺さぶることにより陣地回復から押し返していく。

 交代で入った選手のフィーリングが良かったのはフラムの方。今季ここまでなかなか流れに乗れていないスミス・ロウが鋭さを見せながらゴールに向かっていく意識を見せている。

 ようやく奪った先制点も交代選手から。左サイドからクロスを上げたのはチュクウェゼ。このクロスをヒメネスが仕留めてフラムは84分になんとか前に出ていく。

 終盤はアーセナル戦での成功体験もある2トップ化でフラムのゴールに迫っていうサンダーランド。しかしながら、この日は意地が勝ち点につながらず。フラムは2試合ぶりの勝ち点3で15位に浮上した。

ひとこと

 今季の流れに逆らうような結果。フラムはこの日は粘り強く優勢の時間を重ねることができていた。

試合結果

2025.11.22
プレミアリーグ 第12節
フラム 1-0 サンダーランド
クレイヴン・コテージ
【得点者】
FUL:84′ ヒメネス
主審:ダレン・イングランド

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