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「Catch up 日本代表」~2025.11.14 国際親善試合 日本×ガーナ ハイライトレビュー

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頼もしいセンターライン

 10月シリーズではブラジルに勝利するということで上昇気流に乗っている日本。11月の初戦はガーナ。年内最後の2連戦をいい方向で締めくくりたいところだろう。

 ガーナのフォーメーションは3-4-2-1。ミラー気味なフォーメーションで噛み合わせていく。日本は田中のサリーでこの陣形の噛み合わせを解消するポゼッション。左サイドの鈴木を解放してキャリーする。

 トランジッション的な部分が入ってくると、日本は縦にパスを刺していく。パスが入っていくと上田のポストから久保や南野のパスから細かく中央を切り拓く。

 ガーナの保持は日本の噛み合わせに対して真っ向勝負。機を見て前に出ていく上田をスイッチ役として追い込んでいく。特に左サイドに追い込まれてしまうとかなり苦しいところ。前線へのロングボールからなんとか起点を作りたい。スレマナがシンプルな脚力で裏をとりにいくが、それでもなかなかきっかけを作ることができない。

 プレスに手応えがあった日本はハイプレスからチャンスメイク。谷口のカットから生み出したカウンターで先制。佐野から南野の横断するパスから見事なシュートを決めてリードを奪う。この場面もそうだが、谷口の前への潰しと佐野の前寄りの攻撃参加は非常に効果的なものとなっていた。

 守備では一歩間に合わない感があり、遅れているガーナ。攻撃では時折日本のハイプレスを外してホルダーがフリーとなることもあるが、長いレンジのパスが安定しないこともありなかなか反撃のきっかけを掴むことができない。

 後半もペースを握ったのは日本。安定したパスワークからガーナの守備を広げつつインサイドに差し込んでいく。ガーナはアクシデンタルな負傷があったりなど、運もなかなか味方につけることができない。

 主導権を握る日本は鈴木のカットからのカウンターを発動。久保のところでややスローダウンしてしまったかと思われたが、堂安が角度のあるところからニアを抜くという強引なプレーから見事にプレーを完結させた。

 以降も日本はペースを握っていく。上田がとにかく深さをとっていくところでの貢献が光っていたし、交代選手もフレッシュな面々から前プレのガソリンを投入。ガーナにボールを蹴らせ続け、回収して後方からガンガン味方が追い越す形をひたすら作っていく。

 日本はリードしつつも主導権を最後まできっちり話さず。試合は日本の完勝で幕を閉じた。

ひとこと

 強かな試合運びだった。いうことは特にない。佐野と谷口のセンターラインが頼もしい。

試合結果

2025.11.14
国際親善試合
日本 2-0 ガーナ
豊田スタジアム
【得点者】
JPN:16‘ 南野拓実, 60’ 堂安律
主審:ベンジャミン・エイブラハム

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