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「Catch up Premier League」~2025.12.7 プレミアリーグ 第15節 ブライトン×ウェストハム ハイライト

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またしてもクローズに失敗

 序盤からボールを持つのはブライトン。ウェストハムの3-4-1-2型の守備はブライトンにとってはやや想定外だったかもしれないが、ゆったりとボールを持ちながら対抗。中央を固める分、サイドは浮きやすいという構造の3-4-1-2に対して、最近のブライトンのトレンドであるカディオールとデ・クーパーを併用する左サイドの攻めはカジュアルに利用できていた。

 ウェストハムの守備は全体的に僅かに距離が遠め。本来閉じたい中央もラターに前を向かれるなどあまり閉じきれないいないのは気になった部分ではある。

 ウェストハムの保持は基本的にはボーウェンとサマーフィルのスピード勝負。ライン間でパケタがフリーになれば、そこから背後を狙うことができる。実際、そういう場面は稀でなかなか前進に苦労。15分が過ぎたあたりからはボールをゆったり持てるようにはなるが、ゆったり持ちながら押し下げても崩しのところで解決策が見出せないという苦しい展開になった。

 ブライトンも右サイドのミンテからファーへのクロスを狙うが、人が多いウェストハムの守備に対してニアで陣形を動かせずに苦戦。やや単調さが目につく。同様にサマーフィル、ボーウェンで背後を狙うウェストハムもシンプルさゆえに相手の守備に先読みされてしまい、なかなか先回りすることができなかった。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半も前半と陸続き。その中でやや変化があったのはウェストハムの方。定点攻撃においては2トップがサイドに流れることで攻撃の指揮を取るなど、前半と異なる傾向もちらほら。

 それでも楽に攻撃に打って出ることができるのはカウンター。サマーフィルとボーウェンからファストブレイクでブライトンのバックラインにスピード勝負を挑んでいく。

 ゴールを決めた73分の速攻は見事の一言。やや外に流れたように見えたボールだが、先に触ってそのまま素晴らしいコースに流し込む。

 左右のサイドから攻勢を強めるブライトン。押し込むところからハーフスペースアタックなどでさらにチャンスを広げていく。

 きっちりと5-4-1で構え直したウェストハムの守備ブロックを切り崩したのは後半追加タイム。ラターのシュートで水際で試合を振り出しに戻す。またしてもクローズに失敗したウェストハム。目の前に勝ち点3を落とすこととなった。

ひとこと

 今節は若干仕方ない感があるとはいえ、またしてもクローズに失敗した感があるウェストハム。

試合結果

2025.12.7
プレミアリーグ 第15節
ブライトン 1-1 ウェストハム
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BHA:90+1′ ラター
WHU:73′ ボーウェン
主審:サイモン・フーパー

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