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「Catch up Premier League」~2025.12.20 プレミアリーグ 第17節 トッテナム×リバプール ハイライト

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嵐を凌いでの3ポイント

 前節は勝利したリバプールだが、上位3チームが順調に勝ち点を積み重ねている状況はやや向かい風。トッテナムを下し、ひとまずはCL出場権を争えるところまでは戻っていきたいところだろう。

 序盤から互いにバタバタした立ち上がり。非保持側が高い位置からのプレスを敢行し、特に中盤には人基準で強気に出ていく。

 保持側はズレを作るべく、中盤の枚数を増やすことで対抗。トッテナム、リバプールともにLSHのベリヴァルとヴィルツが互いに4枚目になることで中盤の守備の基準を乱しにいく。

 バックラインにまでプレスをかけるとなると、高い位置からのチェイスが機能していたのはトッテナムの方。ワンサイドカットでの圧縮で相手にプレスをかけていく。リバプールにとっては前線にエキティケというボールの逃しどころがあったのは幸運。体を当てながらボールを収めていく。

 こうした前線への体を当てるボールや中盤でのデュエルはファウルとなるケースが多く、肉弾戦がどちらに有利に転がるかは流動的。トッテナムの保持はリバプールが徐々にリトリートを挟みながらスペースを消しにいくが、ボールを持たされるトッテナムはタッチが増えることで追い込まれていき、徐々に中盤のごちゃごちゃとした肉弾戦に巻き込まれていった感があった。

 ともにリトリートの頻度が増えていき、保持側の負荷が高まっていくタイミングでアクシデントが発生。シャビ・シモンズのスタンプによりトッテナムは数的不利に。悪意を感じないプレーではあったが、深追いする必要も道理も全くない状況でのプレーはちょっと理解に苦しむ。これだけ動的成分が少ないシーンであっさりレッドカードを受けてしまうのは少しもったいないかなという感じ。

 こうなると相手のポゼッションを阻害できないトッテナムに対してリバプールは自由に配球できるように。ヴィルツの決定機など徐々にリバプールは敵陣に入り込んでいく。コロ・ムアニのロングカウンターやスペンスのオーバーラップなどスピードを活かした形であればトッテナムも可能性がなくはないという状況で試合はハーフタイムを迎える。

 後半、リバプールはイサクを投入。2トップにシフトする形で攻勢を強めていく。クロスのターゲットが2枚になったことでカジュアルに敵陣に迫れるリバプールは56分に先制。イサクの左足からゴールを生み出す。だが、このプレーでイサクは負傷。リバプールは再び1トップに戻す形に。

 残されたエキティケは右サイドのフリンポンからのクロスを仕留めて追加点。空中戦でロメロを上回り、リードを広げる。

 トッテナムは80分に投入されたリシャルリソンが嵐を巻き起こす。早々にセットプレーから仕留めたゴールはもちろんカウンターに小競り合いに大暴れ。だが、なんとか退場しなかったリシャルリソンとは異なり、ロメロがバレたら絶対おしまいな報復で2枚目の警告を受けて9人に。

 なんとなく失点してからはトッテナムに押し込まれていたリバプールだが、9人になっても危ういシーンは少々。それでもアリソンのセーブでこれを凌ぎ、なんとか勝ち点3を手にした。

ひとこと

 なんで9人のトッテナムに渡りあわれてしまっているのか。

試合結果

2025.12.20
プレミアリーグ 第17節
トッテナム 1-2 リバプール
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:83′ リシャルリソン
LIV:56′ イサク, 66′ エキティケ
主審:ジョン・ブルックス

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